「元女性」プロボクサーがデビュー戦勝利

12/9、カリフォルニア州インディオで行われたスーパーフェザー級4回戦でパトリシオ・マニュエル（33歳・アメリカ）が判定勝ちし、デビュー戦を勝利で飾る。
マニュエルは女性として生まれ、女性としてアマボクシング選手権に出場し何度か優勝もしており2012年には五輪選考大会への出場資格も得ていたが、怪我により断念。
子供の頃よりずっと自分は「男」だと信じており自分の体を見るたびにギャップに苦しんでいたそうで、これを機に性転換手術を決意。
女性としての最後の試合から2年をかけて乳腺を切除するなど「男」としてのボディを作り上げ、ジム移籍など紆余曲折しながらも2016年に男子アマ選手としてボクシングに復帰、そしてプロ転向。
プロの門戸はそう簡単ではなかったがなんとかデビュー戦にこぎ着けて歴史を塗り替える快挙。