西日本豪雨支援への義援金窓口はあっちこっちにあって何処にすればいいのって迷う人も多いと思う。
ちゃんと調べないと怪しい団体もいっぱいあるからね。
駅なんかで募金箱掲げてるのはもうほぼアウトって感じの団体ばっかだし。
まぁTポイントとか細々貯める各種ポイント類を募金出来るとこも多いので、そういうのには積極的に募金しちゃえばいいと思う。
ちょっと気になるのはふるさと納税に義援金窓口があること。
ふるさと納税の仕組みは自分が住んでる自治体へ納めるはずの住民税を任意の自治体へ振り替える行為なので、ふるさと納税じゃ申し込んだ本人は申し込んだ金額丸々義援金だしたつもりになってるけど、実際にその義援金のほとんどを出してるのは住民税を納める先だった自治体だからね。
自分の財布からはほとんど持ち出してないのに「いっぱい義援金協力して良いことしたなぁ!」って満足感だけ充足するとかちょっとたちが悪すぎると思うわ。
義援金は気持ちの問題で金額の多寡じゃないとか言う人も居るが、支援を受ける人にとっては支援者のリストを受け取って全員に返礼する義務があるわけじゃないので、支援者が1人だろうが1万人だろうが全く関係なく、総額が多ければ多いほどありがたいに決まってる。
一方で被災していない地域にとっては今回の災害を教訓にして色々防災計画を強化しなければならないし、自治体レベルじゃないとできない支援だってあるだろう。
ふるさと納税によって税収を奪われることで防災強化や自治体による支援は予算不足で中止や先送りになる。
そうやって頓挫したせいで将来防げたかも知れない災害が防げずに被災したならば元も子もないわけで。
まぁ日本はかつてより水害や地震、火山などの自然災害、あるいは火事や戦争などの人災によって古い街が一掃されたことで、新しい街並みが整備されて発展してきたという歴史もあるので、大局的に見たら、こうした過去の被災者たちの犠牲の上に今の日本があるとも言えるってのもまた真理なんだけども。
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