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氷月神示 その36

…それからまもなく、妊娠したのがわかりました

実は私は体重が足りない方なので、無理なのではないかと思っていたのです

まさかと夢のような気持ちでした

母からはこのタイミングに(不妊検査で)病院へ行かなくてよかったねと言われました

その時期、○○様をまつる神社に例年通り会費を納めておいたら、あの幻と同じような、赤い石を甲羅に見立てた亀のキーホルダーが珍しく送られて来たので、不思議な一致を感じました…

 

私は体をいたわり、時々手伝いに来る母に助けられて過ごしていました

…妊娠5ヶ月目の戌の日に、腹帯をつける儀式があります

その直前になり、準備をしていた私は、やっと気がつきました

○○様が締めて下さった帯は、下腹部を守る腹帯を指していたのだと……丁度おへその下の位置だったので、おかしいとは思っていたのです

また、膝に乗った紀州犬は、戌の日を指していたのかもしれないし、生まれる子供は戌年生まれになるはずでしたから、

あの時私が思わず愛しくなでてやった犬は、生まれる子供の暗示だったのかもしれない

…私はようやく、あの○○様が見せて下さった幻影が、妊娠を告知する予言だったと知りました

なぜ、そこまで見せて下さるのかわかりませんが、守って下さっているのは確実なようなので、安心しました

…と共に子供が生まれてもっと何年も経ってから、私は確信を深めました

…あの時私に飛び込んでおなかに留まった、幻の白い暖かい気の雲こそ、産んで育てている我が子の魂だったのだと……

だから、あんなに愛情深く慕って、強い意志を持って来てくれたのだと…

そこから思うのは、赤ちゃんの魂というのは受精してしばらく経ってから天から来るのかな、ということです

みんなが同じ時期に来るのかどうかはわかりませんが、きっとそれぞれに懸命にお母さんを探して、強く信頼しておなかに飛び込んで来るのでしょう

ありがたいと共に、自分はその愛に応えられているのだろうかと思うと、まだまだ至らない所ばかりなので、反省させられます


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