「夏目友人帳」 というアニメをYouTube で見てしまいます。
人間と妖(あやかし)の触れ合いを描いたものです。
刺激的な妖怪もの ではなく、つらい過去を背負う主人公と 悲しい過去に縛られた妖(あやかし) の 一瞬の触れ合い を描く物語です。
触れるか触れないか の微妙な距離感のある物語です。
相入れないはずの ひと と 妖(あやかし)が、その一瞬の結びつきにより深い友情を作っていく という話なのですが、、、切なく悲しく・・・でも温かい気持ちにさせてくれます。
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その昔、日本で、まだ、ひと が 自然とともにあった時、、そこここに、 妖(あやかし) や もののけ がいた頃、、ひとは 目にみえない それら を感じていた事でしょう。時には 恐ろしいもの であり、時には 神 として。。
そんな 妖(あやかし) や もののけ の存在を信じますか?
いるかいないか・・・ではなく、、、感じるか・・感じようとするか なのだと思います。
ひとは 道具を持ち、自然を抑えつける事ができると信じてきました。
はたして本当にできるのでしょうか?
そのために発展してきた 知恵 は有効だったのでしょうか・・?
これからは、その知恵や道具は、<ともにあるために>使われていくべきだと思うのです。
昔の日本、昔の暮らしに戻る事はできません。どんなに技術が発達し、仮に夜や闇のない世界を作れたとして、それは、自然の一部でしかない ひと のあるべき姿ではないと思います。そして、光がある限り、必ず闇が産まれます。
闇にも濃淡があります。強い光であればある程 濃い闇になります。闇が濃いほど 恐れ につながります。
今まで我々は 強い光を作る事ばかり考えてきました。
911以降起こる各地の戦争、そして世界的不況は・・・そんなに強い光が必要でない事を示しているのでないでしょうか。。
グローバルスタンダードではなく、それぞれの独自性が大切な事を。。
そして ともにある事 を・・・
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少し光を弱くして、闇に目をこらしてみましょう。
そこには 妖(あやかし) や もののけ がいるかもしれません。
でも、<それらとともにある>事が、日本的なるもの なのだと思います。
<それら>がいる闇は、、黒ではなく、もしかしたらいろいろな色をしているかもしれません。
感じる事が大切です。 想い描く事が大切です。
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写真の桜の木にも、妖(あやかし) や もののけ が宿っているかもしれません。
夜桜の下での宴会のそばで、、、
いっしょに踊っている 妖(あやかし) や もののけ がいるかもしれませんよ!^^
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妖(あやかし) や もののけ とは・・・・
それは ひと なのかもしれない。。
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夏目友人帳 に使われている曲です。(*YouTubeを開きます)
この曲の 流れ ・・・時間感 が好きです。