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断舎離(物を減らす事)は辛い事なのか?(60代以降)

おばあちゃんのレトロかわいい宅配車に見る自分らしい終の棲家 (YADOKARI)

写真は、本日の記事の内容とは関係ないのですが、歳をとって、小さいな家に住んでいたら楽でいいな~と思います。

リンク先の記事も、そうゆう事ではないんですけどね^^  興味湧いたら読んでみてください。


 

私の母は80代後半。とりあえず元気です。

たくさんのモノを持っています。自分ひとりが使うタンスが何竿もあります。それでも足りません。

 

「もっと減らしなよ」 と私が言うと

 

「死ぬ支度をするみたいだから嫌」 と言います。

 

それを言われたら、もう言いようがありません。

 

物を捨てる事は 人生を終える支度なのか?

 

高齢になって物を捨てたり減らしたりする事は、難しいと思います。

理由は二つ。

・体力気力が持たないから

・高齢になるにつれ過去の思い出がより強くなります。意識の中で、ひとつひとつのモノと思い出の結びつきが強くなるため、物を処分する事は「自分の人生を削っていく事」のようになってしまうから。

 

(*2番目については、いろいろ意見もある事と思います。)

 

物の存在というのは、実は人への影響力がとても強いです。

普通は意識しませんが、物に人の意識は引っ張られます。

 

好きな物が回りにあるのと、どうでもいい物が回りにあるのとでは、感じるものがぜんぜん違います。

それは人の気持ちに影響し、感情や思考に影響し、もっと進めば、健康にも影響します。

 

ミニマリストは、別の次元と思っていますが・・そこまで行かなくて、、、

片付いている部屋 と 物があふれ雑然とした部屋 を想像してみてください。

想像するだけでも気持ちが違いますよね。

 

片付いている部屋は、なんだか空気もよく、背筋が伸びるようで、気持ちもホッとすると思います。「よし、頑張るぞ!」とこぶしをにぎるような事はなくても、何か心に力があるような感じです。

もちろん、雑然としてるほうが落ち着く という人もいるでしょう。

その人は、『物との関係をあまり意識しない力』を持っているんだと思います。

 

これは年齢に関係ない話です。

体力気力 があるうちは、多くの物達の影響力を、意識の中で抑制できますが、高齢になると、物との関係を制御できる体力も気力も減りますから、物の影響力 がどんどん強くなります。

その結果、物にまつわる思い出にどんどん引っ張られ、からみつかれていきます。

体力気力がありませんから、もうそれをはねのける事ができません。

そして、明日への活力・・ 希望・・ も減って行きます。

 

物を減らす事は、「死ぬ支度」 なのでしょうか?

 

いえ、違います。

母の言う「死ぬ支度みたいだから嫌」というのは

物を片付けられない・・やりたくない・・ 言い訳です。

 

物の数が減る事は、物へ引っ張られる力が減る事です。

それによって 活力が増える事になります。

つまり 元気になる という事。

 

今、すでに多くの80代の人達は元気です。施設や病院ではなく「自分の家で死にたい」と多くの人は言います。

であれば・・・ 元気である事が必要。

より元気に生きるためには、、、物を片付け、手放し、、、

物に奪われる気力をとりもどす事が必要になります。

 

ではどこまで処分すればいいのか?

 

もちろん、ゼロにする事はできませんし、そんな事したら、それこそ『自分の人生を処分した』ような事になってしまいます。

人生に物は必要です。

物がない人生なんてつまらない。

何にもない真っ白な部屋の中で生きていけますか?

 

自分が思う「かなり減らした」と思う状態よりも、もう何割かを減らしも大丈夫だと思います。

でも、そこは、自分の心と体とのバランスです。

 

ただ物をなくせばいい という事ではなくて

自分の気持ちいい状態を作る事が目的なのですから。

 

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よかったら、こちらもご覧になってください。

↓ ↓ ↓ ↓

60代のうちに断舎離したほうがいい理由

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