以前、ご相談いただいた、築50年の家の再生計画は、残念ながら中止となった。
それには、いろいろな事があって、検討の結果、なのだが・・・
仕事にならなかった事より、その方のお力になれなかった事がくやしい。
不動産や金融に対して事務所の体制があれば、できた事かもしれない。。
リフォーム、リノベーション・・・
言う程、簡単な事ではない。
一番の難関は、やはり資金の事。
新築と違い、銀行は渋る。
耐震改修を盛んに行政は言うけれど、これからはストックの時代だなんて簡単に言うけれど、肝心の資金が出なければ、結局は建て替えるしか方法がない。
政策は金融と連動しなければどうにもならない。
土地もあるのだし、なにしろ賃貸になるのだったらなおさら返済できると思うのだが・・・
まったく・・・
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提案したプランを見て、その方は「こんなふうになるんだったら自分が住んでもいい」と言われた。
はじめは「何もいい思い出はない」と言っていたのだ。
でも、お父様が大切にされてきたその家を『生かせるならそうしたい』という思いがあった。
だから、私は残したかった。
そうゆう思いがあるものを簡単に壊していけないと思った。
手入れをされてきたから50年経っていても大丈夫だと思ったから。。
プランによって、建物が蘇る。
必ず、わくわくするものに生まれ変わる。
そして、人の心も蘇るのだ。
提案したプランを前に、その方は、自分の家を作るように、楽しそうにお話しをしてくれたのだ。
だから、実現したかった・・・・
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→ 築50年もの
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リフォーム、リノベーションで、家と心が再生します。
志田建築設計事務所
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