Home Room ・シンプルな暮らしと家

仕事を通して自分がやりたい事

私は仕事を通して何がしたいんだろう?何ができるんだろう?

という事を整理しないといけないと、ずっと考えていました。

(ここから先、個人的思考の記録です。。)

**

これまで住宅を中心として、店舗や集合住宅の、設計やプランニングをやってきました。

一級建築士であるから、資格上はどんな建築でも設計する事ができますが、大規模な建築にはあまり興味がありません。

建築設計という仕事を選んだ、遠いきっかけというのは、子供の頃に見たヨーロッパの街の写真でした。日本とまるで違う街に惹きつけられました。

建築物単体ではなく、街 というものへの意識があったのだと思います。

そこに暮らす人々が生き生きと暮し、その暮しが美しく見える・・・・

そうゆう部分が自分の原点のような気がします。

大学時代に、近代・現代建築を学び、形態 への憧れを持ちましたが、ただ、当時 建築業界の中の大きな流れの一つであった低層集合住宅に興味があり、卒業論文でもそれをテーマにしました。

低層集合住宅というものは一つの街です。「人々が集まって住む事の理想・豊かな暮らし」に憧れていたのかもしれません。

「豊かな暮らし」というのは「お金があって裕福な」という事ではなく、デザインされた建物やその配置・外部空間その全部の中で、そこに住み、暮す事が楽しく、わくわくでき、その空間の中にいる事が 平和で、幸せ という事です。そうゆう場所に居る人々がカッコよくて、その姿が美しく見える という自分の憧れです。

雑誌などでいろんな建築を見ても、一番私が惹かれていたのは、建築の形というより、人々が集まる場所 や 人の溜まりのある場所 だったかもしれません。

都心の街を歩いていても、古びた、でも味わいのあるビルのほうが気になります。そこに、「人の暮し」を想像できるからなのだと思います。「こんなビルを改装して住んでみたい!」って思ってしまいます。

さらに、「自分の好きなように改装して住む」という個性的な暮らしのある建物が集まったら、すごく楽しい!という事を妄想してしまいます。

そゆうのって、一体何なんだろう?

「個性的な暮らし」 というのは、「自分らしい暮し」という事です。

「自分らしい暮し」ができている人は、生き生きとし、キラキラしてカッコイイ! それができる事はとても「幸せ」な事だと思います。

で、そこを1歩出たところに、「しらじらしい」とは反対の「らしい」場所があって、そこに人々が集まって、笑顔がいっぱいあって、幸せがあって、、、なんだかそうゆう状景がすごく美しい!と思うのです。

結局、私は、都市や都市の大空間や現代建築ではなくて、住宅やそのまわりの町といった、すごく日常的な場所が好きなんです。そこにある「暮し」が好きです。

つまり、私が仕事を通してやる事は、

  ひとりひとりの「自分らしい暮しができる場所」を実現し

  笑顔になって、キラキラして、幸せになってもらう事

そうゆう事なんだ。

・・・・ と納得するためにここに文字にしてみました。

そして、対象が「ひとり」という事ではなく、家族 となるから 住宅(2世帯住宅) であり、複数になれば、集合住宅・賃貸住宅(アパート) となります。

また、「自分らしい暮しができる場所」を実現する方法が、新築であり、リフォームであるという事です。



**

まとまったような・・ そうでないような。。

長々とした文にお付き合いいただきましてありがとうございました。




家作りを絶対に後悔しないために

「本当はこんな暮しがしたい」 

その思いが大切です。

その思いを知り、育て、実現していく家作りをします。



志田茂建築設計事務所

新築住宅・注文住宅設計 住宅・マンションのリベーション・リフォーム設計

自然素材を中心にした木の家 小さな家:企画住宅LWH




名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「つくりたいもの」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事