Home Room ・シンプルな暮らしと家

これから家を建てる人へ(1)

ある建築会社の打ち合わせに同行しました。
以前、リフォームか新築かを考えている方のプランを作ってあげたのですが、今回はじめて施主の方と打ち合わせでした。見積りのための現地調査もかねて各業者さんも参加し、総勢6人でおじゃましました。

私はあくまでサブ的な立場で参加でしたので、ほとんど申し上げる事はなかったのですが、施主の方とお話が進む中、普通の家づくりの進行はこんな風なんだろうなと思い、改めてイヤになりました。

何がイヤだったかというと、話しの中心は、オール電化だとか、ユニットバスやシステムキッチンのグレードをどうするか、とか、つまり、モノ(器機)の話しばかりなのです。見積りをするための話しだから当然いえば当然なのですが、どうゆう暮しがしたいとかどんなふうに住みたいとか、そうゆう話しはいっさいありませんでした。施主の方は30代のようでしたが、なんだか家についての思いはあまり感じられませんでした。

独り暮しの父上と同居するために計画されていて、私は、リフォームと新築でそれぞれ2プラン作りました。
南北に細長い敷地のため、父上の部屋とリビングの関係をどうするかということが問題だと思い、プランを作りました。それは、これからの生活にとってとても重要な事なのです。随分前にそれを作ったにも関わらず、そんな事の検討もされてなく、この打ち合わせの場で、建築会社の提案で、どちらかに決めようという事で決まってしまいました。

建築会社は、工事を取る事が大切だから、施主の生活やプランに深く踏込むような手間のかかる事はしません。
見積りをするにしても市販品をカタログから選ぶ方が楽です。

しかし・・

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カタログで家は作れてしまいます。
でも、それは 住まい ではないと思います。

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これから家を建てる人へ(1)
これから家を建てる人へ(2)
これから家を建てる人へ(3)
これから家を建てる人へ(4)
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10年後も、楽しい家ですか?

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住まいにおいて、本当に大切なのは『楽しく暮す』という事です。
家族や友人が集まって「笑顔」でいられる事です。
  ・ ・
「なんだかいいね」
そんなふうに思える「暮しが楽しい」家を作ります。

志田建築設計事務所 


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小さな家は、楽しいです!

小さな企画住宅 LWH

約15坪、工事費約1,000万円の家
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必要なものだけあればいい・・

本当に必要なモノ(物)と
本当に大切なモノ(者)と
暮しを楽しむ

そんな『小さな暮し・豊かな暮し』のための家です。

最大家族4人が住める家です。
・夫婦2人の家
・定年後の住まい
・SOHO
・小さな店舗付き住宅
・ガレージハウス+人間2人
・別荘
などに使えます。
 ・ ・ ・ ・
豊かで上質な暮しのが『小さな家』にはあります!
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小さな家 LWH


「小さな家」についての思い
  ↓↓↓
[122]LWH:こんな小さな家

コメント一覧

しだ
>報酬より楽しい家づくりができるという本能(...
そう建築家に思わせたということは、『最良の施主』であります。
「設計料」は、「大金」・・・
そうですね「大金」です。
だからこそ、それをかしこく使いきらなければいけないだとおもいます。
それはどうすればいいのか・・・
「おとうちゃん」ご夫婦は、すでに実践していらっしゃいますね!建築家が楽しんでいるのだから。。
育児な手帖(おとうちゃん)
我が家を引き受けてくださった建築家さん、報酬よ...
http://ikute.boy.jp/blog/
私たちにとっては大金な設計費。でも、予算や打ち合わせの回数、そして、普通の家ではないのでいろいろと調べて頂いているようで、私の目から見ても割のいい案件ではないはずですから....。
しだ
モノ=わかりやすい
モノの選択=家づくり
どちらもとてもわかりやすい図式です。
ゆえに、ほとんどの人がハウスメーカーになるんですよね。

家づくりに建築家を選ばれた「おとうちゃんとおかあちゃん」は、いろいろな経緯があったことと推測されますが、ご自分達の『生き方』の方向性がしっかりしていらっしゃるのだと思います。

>資金はどうであれ理想の住みかを共に思い描いて、そしてその可能性を共に追ってくださる方がいるってことは幸せですよね。

そうゆう方に出会えて本当によかったですね。

だけど、ぜんぜん儲かりませんね(笑)

でも、その方も楽しいはずです。
育児な手帖(おとうちゃん)
はい、私、これから家を建てる人で、今回のエント...
http://ikute.boy.jp/blog/
モノの話は施主(素人)にとってもわかりやすいものですから、モノに振り回されることがわからなくもありません。

例えば、間取りが、動線がと2次元の世界で考えている延長線上には高さが入った3次元の世界が待ち構えておりまして、こうなると私のおつむでは.....オーバーヒートします。さらに、子どもが成長した頃のことなどを考え始めると、もう限界です。

なるべく生活のスタイルや理想を思い描きながら設計を行うのですが、そうするといくら資金が必要なのか不安になってきます。でも、資金が厳しいことを盾に頭ごなしに設計に付き合ってくれなかった建築家の方もいるなかで、資金はどうであれ理想の住みかを共に思い描いて、そしてその可能性を共に追ってくださる方がいるってことは幸せですよね。
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