建築の供給側(ディベロッパー、不動産屋、建売業者etc)は、標準的な家族(夫婦+子供2人)を基準とし、とにかく3LDKの家(一戸建て・マンションの間取り)を作ろうとします。
3LDK:個室が3つにリビング+ダイニング+キッチン、それにフロとトイレ。
個室3:ようするに子供にそれぞれ1つ、夫婦で1つ、そして夫婦の部屋は和室だったりします。
または、その個室の一つはリビングの延長(つまりリビングが狭いということ)で、引戸や折れ戸なんかついていて、一応仕切れますよ!みたいになっています。
イメージ湧かなかったら、週末新聞に入ったマンションや建売住宅の平面図を見て下さい。
結局面積が小さいのに、むりやり部屋を区切って、「あなたのご家族、住めますよ!」みたいにみせかけています。
なかなか図面だけ見ても、その広さをイメージできないですよね。でも、全てをつくろうために、結局全部が物足りないんです。
なあんーだか、悲しいです。
今までの日本の悪い面が、建築という分野ではいまだに根強く残っています。=平均的!画一的!
そして、売る側から。そうゆう価値観を押し付けられている私達って、ひつじの群れのように思われているんです。
全体が狭ければ、寝る所なんて最小限にして、他の部屋を大きくした方が気持ちいいじゃないですか。
部屋数ばっかり増やして風通しの悪い家より、全部ワンルームでもいいじゃないですか。
寝袋で好きなところで寝る、なんていう家族があってもいいんじゃないでしょうか。
そんなこといろいろ考えられます。
それでも、3LDKに住みたいですか?