家の夏の暑さはどうなのか・・

暑い日が続きます。
徒然草の一節に　「家の作りやうは、夏をむねとすべし」とあります。

昔し昔しは、寒さに対しては着込んだり、火で暖をとる事ができても、夏の暑さには扇子やうちわしかなかったわけですから、夏を過ごしやすくする事が、家づくりにおいては大切でした。現在のようにクーラーなんてない時代、家は庇を深くし日影を作り、そして風がよく通るようにするしかありませんでした。

耐震診断をやっていてつくづく感じるのは、古い家は窓が実に多いという事。昭和３０年代頃までは、まだ都市型の温暖化はほとんどなかったでしょうから、「風通し」だけの対処でもなんとかしのげたでしょう。（それしかなかったのでどうしようもなかったわけですが。。）

今は、住環境に対する研究も進み、断熱材の性能・工法も日夜進歩しています。私の設計した家でも、断熱に対しては気をつかう部分です。これまでの家が、この暑い夏でどうなのか、気になります。

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昨年の年末に完成した　鳥牛之家　は、初めての夏を迎えました。住人の　牛さん　から最近いただいたメールの一部掲載させていただきます。

<暑さについてと、半年住んだ感想。（７月半ば時点）>
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暑さですが、本当に今週入るまではまったくエアコンの必要性も感じず、だいたい天窓まで全部開放すれば、非常に快適でした。
ちょうど昨日、湿度+無風に耐えかねて除湿を28℃で初使用しましたが、二階部分はつけてすぐ涼しくなるので楽々です。

好きなものを飾ろうと思えたのも初めてなので、この家の面積の余裕がやはりそういうことをさせてくれるんだと思います。
私がわりとどう飾ってもそれなりに好きな風景が出来るおうちで気楽です。

私が好きなようにしても、それなりにそれが風景になるのはほとんど志田さんのおかげかもしれないです。
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密集地に建つ家　　リト

こちらは、施主ブログ　に以前書かれた記事をご覧ください。
http://ritoh-life.jugem.jp/?eid=117

最新の状況報告いただきました！（この記事を読んで書いてくれました・・よね！＾＾）
http://ritoh-life.jugem.jp/?eid=159

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森の中の家のような都市住宅　　マニハウス

<いただいたメールから抜粋（昨年の話）>
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夏の間は・・・・
2階はやや暑かったですが、エアコンのお陰で快適でした。
1階は常時涼しく快適そのもの。
基本的にエアコン不要ですが、あの最高温度が続いた一週間くらい？は2階のエアコンの冷機を卓上扇風機で階下に送って、事なきを得ました。
ロフトは暑いですねさすがに。これも卓上扇風機でエアコンの冷機を上に送ってやり過ごしました。
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比較的みなさんエアコンをあまり使わないで過ごされているようで、一応断熱や窓の位置などの効果はあるようですが、やはりエアコンなしというわけにはいきませんね。なにしろ、外の空気自体が高温すぎますので。。

断熱性能を上げる効果はあると思いますが、遮熱・遮光　も必要があります。都市住宅の場合、庇を深くする事ができない場合が多いので、窓から入る熱を少なくする事が重要になります。リトでは、西側の窓にスダレ+カーテンをして対策しているそうです。