今、ハウスメーカで家を作っている人の話しが小耳に入ってきます。それを聞いていて思った事をちょっと書きます。ただ、聞きかじりなので正確ではない内容もあるかもしれません。。あしからず。
その人は土地を捜す事から始まったので、あるハウスメーカー(以下HM))に依頼したそうです。
土地が決まり、あっというまに工事が始まり、あっという間に完了です。設計の段階では、建築士とインテリアコーディネータ(以下IC)が出て来て打ち合わせをしたそうです。その役割は何かというと、[建築士]は、ようするに図面を作り建築確認の手続きをし、[IC]は、内装や設備器機の選択を施主と打合せし、アドバイスやたまには提案をするらしいです。聞きかじりだと、お互いの連係はあまりうまくないようです。
なんとなくその[建築士]は外注さんかもしれないな、と思いました。だけど、そうすると打合せの段階で、営業担当、設計担当、インテリア担当と3人出てくるわけですね。・・・うまく意思の疎通ができるのかな???
その家では、お客さん(施主のこと)の夢が盛り込まれたのですが、私からすると、「それはやっても意味無い」ということが形になっていました。HMの担当者は「それはいいですね~」みたいに持ち上げた(いや、本気でそう思ったのかもしれない)らしいのです。敷地の大きさや回りの状況を考えれば、それはキチンと説明して止めるべきじゃなかったのかなぁと思います。お客さんは、写真で見たものなどのイメージで話します。でもそれは、実際の状況をイメージして話してるのではありません。(それも中々むずかしい事だし・・)どうして説明してあげなかったのだろう?それに、いろいろ聞いていると、材料や色の決め方がマニュアル的というか教科書的というか、応用がきいていないみたいに思えます。
工事が始まると、現場担当者(つまり現場監督)がでてきます。これで担当者が全部で4人です。しかし、工事になれば、ほとんど出てくるのは現場監督。[建築士]は、ほぼもうあまり関係ないです。HMだから自社の工事を第三者に管理される必要がない、ということです。
工事になると、設計中の話しをきちんと理解している人は存在しないのかもしれません。打合せ記録がある?それ全部が図面と見積書に反映してる?のかなぁ??
工事になると、金額優先ですから、そう簡単には変更できません(もちろん追加金額を払うなら別です)。たまに、気のいい大工さんが”今ならいいよ!”なんて言ってくれたようですが、基本的に追加なしでやってもらえることはないでしょう。
ひとりの現場監督は幾つもの現場を担当しています。監督の能力によりますが、工期が予定通りにいかない事もあります。『○○日に引っ越しだって言ったでしょ!!』「えっ、そうでしたっけ?」なんて。。。
これは全ての現場であることではないと思いますが、大なり小なりあると思います。それは、どのHMでも担当者のシステムってほぼ変わりません。結局お客さんの思いを最初から最後まで見届ける者がいないのです。また、自社の人間が自社の工事を冷静に管理することも難しいと思います。そして、なにより、彼らは利益をどんどん上げなければならないので、一つのところばかり関わるわけにはいきません。
ハウスメーカーだから安心かもしれない。。でも・・
そんな中で家を作るのですから、お客さんも、しっかり勉強し、しっかり記録を取り、しっかり現場を見なければなりません。
次は、その家を作る側の小耳に入った話を書いてみます。
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