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輻射冷房体験

きょうは、丸谷博男さん(写真まん中の方)設計のマンションリノベーションを見学に行きました。

 

今日の目的は、リノベーション自体より、そこに使われている冷暖房システム『エコウィン』を体験する事でした。

上の写真の左、縦の格子状に見えるものが エコウィンの輻射パネル。

一般の家庭用のエアコンにつなげて使います。

 

きょうはまだ暑い日でしたので冷房運転。

最初は、見学会に参加された人がたくさんいて、部屋には熱さがありました。

でも時間が経ち人が減ると、、、その効果が感じられました。

 

エコウィンは、パネルを冷やし(温め)、そこからの輻射熱で冷やし、または 温めます。

この部屋は約44m2。これ一つで、冷房、暖房ができてしまうそうです。

 

新品のエアコンとパネルのセットで 約50万円 との事。

 

エアコンはセットですが、あくまでもエコウィンの動力的なもので、わずかに風を送るだけで、メインは 輻射 による冷暖房。

エアコンのように風を出さないと、効果がでないものではなく、床・壁・天井・ドアや家具など、全てが同一の温度となり、空気を冷やし(温め)ます。

これは、気持ちいい!

 

問題は、取り付ける家の『断熱気密性能がある』事が条件という事。

さらにマンションでは、パネルの結露水を排水できるかどうか。。

 

使いたい。。 悩みますね~

 

 

 

丸谷さんは、芸大の先生をやってらした方(現在 ICSアートオブカレッジ学長)。

奥村昭雄さんの元で活動された方で、建築の温熱環境のスペシャリストです。

日本のあった冷暖房のある家 『 そらどまの家 』 を考案されて普及活動されています。

 

丸谷さんが立ちあげられた エコハウス研究会 というのがあって、私もそちらに参加させていただいています。

とても気さくな方で、いつも、いろいろ質問させていただいています。

コメント一覧

しだ
輻射暖房
この輻射暖房のシステムは、簡単に言うと、エアコンの室内機と室外機の間に、輻射のパネルを入れる、というものです。
つまり、エアコンの冷媒をそのパネルに通してぱパネルを”冷やす(温める)”ます。そして、そのパネルが輻射します。
そんな単純なシステムなので、メンテナンスは、ありません。エアコンが壊れたらをエアコンを交換するだけで、パネルはそのまま使えます。

問題は、それを使う部屋(家)の断熱気密性が必要な事と、パネルの結露水を排水できるかどうか。
木造ならどうにでも穴は開けられますが、マンションでは壁に穴を空けるわけにいかないので、どこかにある穴が利用できるか、もしくは既存の何かの排水管につなげる事ができるかどうか・・・です。

その問題がクリアーできれば、はるちゃんママのお宅でにはとてもよいと思います。

こちらが、そのシステムです。

エコウィン
http://www.ecofactory.jp/lp/
はるちゃんママ
興味深いですが
輻射熱を利用するというアイデアは、すばらしいと思いますが、メンテナンスがどうなのかと気になります。病院や公共施設など定期的なメンテナンスがなされることが当たり前の施設と異なり、一般の住宅ではメンテナンスが複雑になると手入れされず結局使われずに終わってしまうこともあるのでは?と心配です。
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