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【街歩き】世田谷区羽根木2丁目辺り

朝仕事に行く途中、ちょっと気になっていたあたりに寄り道してみました。

世田谷区羽根木2丁目あたり。

世田谷区は今でこそ高級住宅街ってイメージありますが、

一部は確かに昔らそうですが

私が子供のころのイメージだと

「ちょっと都心から離れたところ」

という感じがありました。

子供の感覚ですからお許しください。

 

でも20年くらい前でもまだ畑が結構あったりして

ちょっと「田舎」感はありました。

比較的のどかなところでした。

その雰囲気は今もまだあちこちに残っています。

結構路地があり、昔の町をしのばせます。

そんな道のある地域には、宝物のような素敵な家を見つける時があります。

 

1枚目の家も、私にとってそんな家です。

屋根裏の換気口の飾りがいいですね。

玄関のまわり、そしてその脇の白い格子も好きです。

 

道路側の塀は作り変えてあると思いますが

それも悪くはないと思います。以前は生垣だったのかもしれませんね。

 

ぐるっとまわって裏の道路で、この家の後ろ面が見えました。

下が板張りで上はしっくい。50年以上前の家だと思いますが、

当時は普通にあった外壁の仕様。この組み合わせもすごく好きです。

 

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このあたりは有名な大きな地主さんがいてとてもよい開発をされています。

木々も比較的保存されていますので、地域の環境としてもよいところです。

それとは関係はないですが、家々には木が多く落ち着く街です。

元々の宅地は結構広かったと思います。この写真のように庭の面積も十分にあります。

 

この写真の家は誰も住んでいないようです。もったいないですね。

もっと早く何かして手入れをしていればよかったのですが、

見た目にわかるほどだいぶ傷んでいます。

こういう家があちこちにあります。本当にもったいない。

 

住んでいた人が施設に入って空き家になってしまったり

というパターンもあるでしょう。

「いつか戻るから・・」という気持ちもあるでしょうし

簡単にいじる事もできないとか、

様々な事情があって手付かずになるのでしょう。

 

もし今そういう状態、もしくは

相続したけど住まないので何もしてない、

という家があるなら

ぜひ生かして欲しいです。

声を掛けてください。

いろいろな事をいっしょに考えてみませんか。

 

このように、緑が続く路地がまだまだ残っています。

右の緑は、、、、

こちらのお宅の庭。

すごく大きな庭ではありませんが、

こうして緑が街との境界になっていると

その家自体が、とても豊かに見えます。

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こちらのお宅は、道路に面した部分が庭です。奥行1mくらい。

それでもこんなに木が育ち、家と道路の境界をなんとなく”ぼやかして”くれています。

今どき、道路にはみ出す緑に苦情を言うがいるかもしれないけれど、緑は街をやさしくするし楽しくしてくれます。

「ここからこっちはオレの土地だ!」と背の高い塀を建てお互いにけん制しあってでもいるような、無機質で苦しくなるような雰囲気な地域がありますが、歩いていてどちらの街がいいですかね。。

こんなふうに丹精こめて育てているバラ花がたくさんあるそばを歩いたら幸せな気持ちになりますよね。

家の人が好きでやっているとはいえ、ありがたいですよ。

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このあたりのように家のまわりに余裕がある街ばかりではありません。

狭小3階建てで埋めつくされているような地域もあるでしょう。

それでも木を1本、植えて欲しいです。

それも無理ならプランターで植物を育てて欲しい。。

それだけ、街が柔らかくなります。

 

**

私の設計した家をご紹介します。

小さな土地に家を建て駐車スペースをとったら

土地に角に三角形の小さな土地が残りました。

その小さな庭に、施主は木(アオダモ)を植えてくれました。

元気に育ち、金属の外壁の無骨な家と街との緩衝になってくれています。

ありがたいです。

こんな小さな庭でも、緑があれば、家も街もよくなります。

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都心に暮らすために建てた独身者の小さな家 LWH003

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