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息をする家に変わる

中板橋の家(仮)のリフォームが始まっています。

今日打合せで現場に行くと、2階LDKに、杉板が張られていました。

 

結構 赤身の杉板が入っていて、よかったと思いました。

杉板は、白身の部分と赤身の部分があります。

白身は木の外側、赤身は中心の方です。赤身のほうが水に強く、強度もあります。

元気なお子さん達のいる家ですから、赤身のほうでよかったと思います。

 

**

 

この家のリフォームは、奥様が

「 この家は息をしていない 」

と思った事から始まりました。

 

一応、木の床、木のドア なんですよ。家を建てた時にはビニールクロスしか選べなくて、出来上がってから、天井を珪藻土塗りにするリフォームもしています。

それなのに・・・・

「 この家は息をしていない 」

と気が着いて、、、苦しくなってしまいました。

 

なぜか?

 

奥様の感性、、感受性、、によるところが大きいのですが・・・

 

「 木だ 」と思っていたものは、実は、

合板フローリングであり、木の柄のプリントされた建具だったからです。

 

これは、階段の段板です。

階段の一部、、工事します。これは、階段下の天井のボードをはがしたところです。

段板の断面が見えます。わかりますか?

厚さ36mmの合板の表面に薄い木が張ってあるものです。

床のフローリングも同じ。。

 

合板なので、これを「木じゃない」とは言えないんですが・・・

でも、表面の木は、表面だけの貼りもので、全部は、その表面の木 ではないですよね。

つまり、「 うその木 」

 

そして、薄い表面の木は、がっちり塗装が塗られ、それ以前にがっちり接着剤で合板に貼られています。

 

木は呼吸する と言われます。

湿気をすいこんだり、吐き出したりします。

そうゆう事が 「 息をしている 」 という感覚です。

 

合板のフローリングにそれは、まったくできません。

 

そうゆう事を、奥様は感覚でわかっていたけれど、頭では理解できなくて、苦しまれていたんだと思います。

 

大工の高橋さん親子。

長さを合わせて切って、その板を張る前に、まわりの粉を掃除機で吸って、それから板を張ります。

1枚1枚そうやって張っていきます。

 

無垢の木の床は、こうやって作られます。

人の手間が掛ります。材料も手間代も、合板フローリングより、もちろん高くなります。

合板フローングなら、1日も掛らず終わるところを 2日掛るのですから。

 

もう ちゃんと、 息をしてる家  に変わりはじめました。

 

これからは

玄関のドアを開けた時・・・・ 木の匂いがするはずです。

 

**

 

おまけ・・・

 

壁に貼られていました。お嬢さんの作ったもの。

おねえちゃんと妹?

 

左がおねえちゃん? 右が妹?

目が・・・ そんな感じ(笑)^^

 

違ってたら・・・ ごめんなさい!^^;

 

 

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