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お客と会社 ではなく 施主と仲間という家づくり

ご相談を受け、メールでお話していた方が


  志田さまのお話は本当に素人にもわかりやすく納得のいくことばかりです。

  おかげで漠然としていた自分の思いが形になっていくのを感じます。



と書いてくださいました。

うれしい~。

わかりやすいように書く事・話す事は心がけています。でも、それが相手の方にとって 本当に わかりやすい話 なのかどうかはわかりません。でも、このように言ってくださったのだから、まあまあ 「 わかりやすく 」 ができているんだなと思いました。




たてつづけに ハウスメーカー と 設計事務所 との違いみたいな話です。

ハウスメーカーに関係するご相談を続けて受けたのと、ハウスメーカー(ハウスビルダー)とのトラブルでの質問を連日のように見るからです。

断っておきますが、別にハウスメーカーの家を否定しているわけではありません。大企業になれば、自社でいろいろな研究開発をしていますから、製品商品?) としての質は高いと思います。そうゆう信頼度を元にハウスメーカーを選んだのにトラブルになる人は、ごくわずかなんだろうとも思います。

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昨日お話した方は、ハウスメーカーに相談していて、でも

  なんだか楽しくない

という事で悩まれ始めたそうです。


ハウスメーカーは、とにかく お客 に対して 仮契約を結ぶ事を求めます。そこで安くは無い手付金を払えば お客 はもう進まざるを得なくなります。プランについては「どうにでもなります」と言われ。。

トラブルになった人の話を読むと

  お客は素人だから建築の話をしてもわからない

という 態度が 会社 側にあるように感じます。
もちろんトラブルになったから そうゆう部分が強く出てしまうのかもしれません。
担当者次第なんだと思います。
でも、なんとなく感じてしまうのは

  お客(=買う人) と 会社(=売る人)

という関係。 だまって買うのがいいお客



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では、設計事務所の場合。

多くの設計事務所は 「施主と設計者と施行者の三者でいっしょに作りましょう」 と考えていると思います。

施主の希望や夢を実現したいと膨大な時間を使って考え、図面を作ります。その図面で作る家は 「規格」 では作れません。施工する側にとってはめんどくさいものです。でも 施主に喜んでもらいたい と一生懸命に作業してくれます。

その家は 商品 でもないし、買う⇔売る の関係でもありません。

施主は お客 ではなく 「家を作る=施行」というプロジェクトのリーダー(主)です。設計者施行会社も、そのプロジェクトを成功させるための 仲間 です。

設計事務所にもいろいろな考え方があるので、どこでも「そうだ」とは言えませんが、

私はそう考えます。

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昨日お話した方の言葉で残っているのは

 「 完成したら うれしい って思いたいじゃないですか 」

という事。

どんな家作りを選んでも、完成したら 「うれしい」 に違いありません。 でもその方の 「 うれしい 」 は、自分の思いが実現した という うれしさ だと受け取りました。

契約も大切ですが

  その思いを聞く事 ・ 共感する事 ・ 話合う事

が特に大切だと、私は考えます。



関連

・ 規格化ハウスの違和感の原因がわかった
・ 家作りに迷うならパートナーをつければいい
・ 家とは幸せに生きるための道具です




家や自分らしい暮しに対する思いを語りあい 育て 実現する家づくり

志田茂建築設計事務所

新築住宅設計  住宅・マンションリノベーション/リフォーム設計
小さな企画住宅:LWH  賃貸再生


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