間取り作製ソフト

今ちょっと関わっている仕事で思った事。。

「間取り作製ソフト」を使えば、だれでもカンタンに家のプランが作れます。
それは、どんな形ができるのか判断する意味においてはいいと思います。
ただ・・・
それは、ある意味「間取りゲーム」なのです。

　この部屋をここに入れたいからここを少し減らして・・

箱を、大きさを変え場所を変え入れ込むと言ってもいいかもしれません。
苦心の末、出来上ったものを家として形にしたいと思うのはわかります。
でも、それは実現したいものの方向性を作っただけなのです。

　どこでも窓を作っていいものではありません。
　間取りが入り組むのもよくありません。
　なにより、部屋を積上げた家を作る事は、いいことではないのです。
　そして、それに縛られ自由な思考ができなくなります。

「間取り作製ソフト」は部分から入りそれを積み上げるものです。
絵を描く時に端から描きはじめ最後には全体がアンバランスになってしまうのと同じ事です。
本当に描きたい事を表現することは難しいです。
作った間取り図を設計者に見せて、こんな事がしたい、と話し、あとはゆだねてみてください。
きっと実現したい事が整理されると思います。

　・　・　・　・　・　・　・　・　・

>>>軽快な暮しのための小さな家=セミオーダーハウス・LWH

>>>家と暮しをもっと楽しくカンタンに＋志田建築設計事務所