本郷山村留学センターの紹介

山口県岩国市の山奥にある、本郷山村留学センターを保護者目線で紹介するブログです。

子ども神楽

2020-05-26 22:28:51 | 参考
本郷に留学して体験できることは、いろいろありますが、発表の場もあるのが、子ども神楽です。

本郷町には、山代神楽本谷保存会があり、本郷山村留学センターの子どもたちはみんな、子ども神楽の練習に参加します。
子ども神楽は、本郷の子どもなら誰でも参加できる前提ですが、事実上、本郷山村留学センターの子だけしかやっていない様子。

山代神楽共演大会に、「本郷子ども神楽」も参加させてもらいます。昨年の演目は「八岐大蛇」でした。昨年のポスターはこちら

他にも、学校の文化祭や本郷山村留学センターの修業式で披露の機会があります。

以前の本郷子ども神楽の様子。


中学生のこと

2020-05-26 21:03:50 | その他
現在、本郷山村留学センターで受け入れている中学生は、小学生のときから継続の男子のみです。
女子が中学も継続したい場合は、本郷中学校区内に受入れ世帯(里親)を見つける必要がありますが、高齢者の多い本郷では、事実上、不可能になっています。

もともと小学生用の施設だった本郷山村留学センターで、中学生の受け入れを始めたのは、2002年度に、中学生になっても本郷に残りたいという男子が現れたことがきっかけだと聞いています。

小学生用の施設だから駄目だと、お役所的に断ることもできたのだろうと思います。それをしなかったのは、本郷の親切さではないでしょうか。

男子中学生を受け入れるようになった後年、中学生になっても本郷に残りたいという女子が現れ、受け入れることになります。

ここで問題になったのは、中学生の男女を仕切りのない小学生用の施設で一緒に預かることの是非です。

また、本郷山村留学センターでは、地元の本郷小中の先生がたが舎監団をつくって、順番に舎監をしてくれています。男性の先生ばかりです。
若い男性教員と女子中学生が、一つ屋根の下って、どうなの?あり?いや、ダメでしょ!ってことになったようです。

そこで、女子中学生は、所長先生の自宅でホームステイということになりました。センターで預かるというのではなく、個人的に自宅で預かるというのは、また違う大変さがあるのではないでしょうか。

ただ、現在にいたるまで、中学になっても本郷に残りたいという女子はそんなに多くはいなかったようです。
今年度も、小学生から継続の男子中学生が数名(片手で足りるほど)、入所していますが、女子中学生の入所希望者はいませんでした。

可能な限り、可能な形での中学生の受け入れは、本郷山村留学センターのプラスアルファの親切だと思います。入所人数が少なすぎても困るということもあるでしょうが、何とかしてあげたいという思いでもあると思います。

もし、娘が中学生になっても本郷に残りたい場合、本郷に移住を考える人と、本郷山村留学センターに女子のための寮を造らせようとする人と、保護者もいろいろです。本郷は人口減少の続く田舎ですが、ここにも世の中の縮図はあるみたいです。


35期生の募集、始まっています。

2020-05-26 19:28:20 | 参考
来年度、2021年度の留学生の募集はもう始まっています。年間通してやってる感じだと思います。

緊急事態宣言は全面解除されたというものの、新型コロナの第二波はあるといわれており、今年度の先を見通すのも難しいですが、来年度はどうなるんでしょう。

例年、入所式は4月ですが(今年度はコロナで中止)、年度途中で入所する子も結構いるようです。そこは、本郷山村留学センターと要相談です。

公式HPのお問い合わせフォームには、「※」として注意書きがあります。
新規受入れは、小学生のみ。中学生は継続のみ。

小学生は、1年生から受け入れてもらえます。山村留学で1年生も受け入れてくれるところは、多くはありません。
夜、お母さんと一緒じゃなくても寝られるかどうかが、山村留学できるかどうかの分かれ目といえます。

小学1年生も、これまでに両手の指で足りるくらい、受け入れてきているようです。
当初から受け入れていたわけではなく、3年生からの受け入れだった時期もあるようです。

面接のこと

2020-05-26 14:56:55 | 参考
山村留学の第一歩は、まず問い合わせ。本郷山村留学センターへの問い合わせは、公式HPの「お問い合わせ」からお願いします。

それから、必ず一度は見学に行くことになると思います。本郷山村留学センターの場合、見学日が決まっているわけではなくて、本郷山村留学センターと山村留学を考えているご家族との都合のすり合わせで日程が決まると思います。

見学して、さらに前向きに入所を考える場合、面接があります。
わたしの場合、岩国市役所で教育委員会のかたがたと面接がありました。
まず、子どもだけが面接を受けます。次に、子どもと入れ替わりで、親だけが面接を受けます。

事前に、この面接で入所できるかどうかが決まると言われ、ちょっと緊張。
後から別の人に聞くと、今まで面接で落とされた人はいないということでした。

これまでは、本郷山村留学センターは基本的に誰でも受け入れてきたということですね。

山村留学ってどうなの?

2020-05-26 02:01:50 | 参考
本郷山村留学センターのように人数の多い寮は、そんなにありません。
遊ぶことが好きな子どもにとって、人数が多いというのは魅力的なのだろうと思います。
規則正しい生活をして、手作りのおいしいお料理を食べて、必ず誰か遊び相手がいて、みんなで勉強する。

親元から離れての集団生活なんて、大変そう?
でも、本郷山村留学センターって、実は楽しいところみたいです。

もちろん、ケンカして泣かされることもあったりします。
今の人間関係の希薄な世の中で、そういう経験もしながら育っていけるのは、逆に貴重な経験のように思われます。

大変なのは、子どもを山村留学に行かせた親のほうかもしれません。
なぜ、子どもを親元で育てないのか。
いくら子どものためによかれと思ったことであっても、周りの理解が得られにくいかもしれません。

でも、子どもの成長ぶりをみたら、周りの人も驚いてくれるかもしれません。

山村留学する理由はそれぞれでしょうが、手を離しても、心を離さないことが大事なのだと思います。