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俳句集『うたたねの』より 冬の章

2024-12-03 10:15:15 | 俳句
毛皮巻いて獣の性をわきまえず   一直


*毛皮(冬の季語)

この俳句が作られたのは昭和初期ですが、すでに当時には動物愛護の観点から毛皮の使用(乱用)に対して反対する考えを持っていたことがうかがえます。

毛皮巻いて思索のせまき女かも
毛襟巻つけて虚栄の町歩く

という作からも、一直は毛皮の使用について否定的だったようです。


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