今回の皮膚科受診で、初めてマイナ保険証を使いました。
世間では色々と言われていますが、私は保険証の不正使用問題や医療環境への貢献度が、データ不正使用のリスク管理とのバランスで、利が大なりという考え方ですので、導入された直後に手続きをしましたし、今もその考えに変わりはありません。
とはいえ、何事も初めての経験というのは、ドキドキとワクワクが入り混じった楽しいことで、帯状疱疹の痛さもぶっ飛び、その上、上手に出来たので、小さな達成感でご機嫌さんになれました。
皮膚科のマイナ保険証の読み取り機は、カードを横向きに奥まで差し入れて、個人認証方法は、顔認証と暗証番号入力の2項目から選べる様になっていましたので、暗証番号も覚えていたのですが、ここはやはり折角なので、顔認証を試してみるチャンスとばかりに、マスクを外してカメラを覗き込み「この枠の中に映る様に近づいて下さい。」と案内が出ました。丁度コロナ騒動の時にお馴染みになった体温計の要領で顔認証を行えました。
1度目はエラー表示が出て、上手く出来ず、元の顔認証か暗証番号入力かを選び入力する画面に戻ったので、2度目も顔認証を選んで再チャレンジしました。2度目はコツがわかったので上手く認証して貰えて、そのまま診察の受付も済んでしまいました。
診察券要らずとは、こうゆう事か〜と妙に納得して、その上、そこの病院では電子カルテとも連動されている様で、マイナ保険証で受付を済ませ、診察室の前で待っていると、何人か呼ばれた後に、中から看護師さんに名前を呼ばれて、診察室の椅子に座ると、先生がバカでかいモニターを覗きながら、「こんにちは〜。今日はどうしたの〜。久しぶりぶりだね〜。」と言いながら、私のカルテチェックをしているようでした。
(以前は、受付で診察券を出すと受付の方がサイドの棚から私のカルテを探し出して、何やら受け付け票みたいな物と一緒にクリアファイルに入れて、トコトコ歩いて行って、診察室にいる看護師さんに手渡していました。それが受付の方がトコトコしている様子がありませんでした。)
「背中に発疹が出て、発疹箇所がめちゃくちゃ痛くて、その上頭痛と倦怠感が辛いです。」と、帯状疱疹の症状の模範解答を習って来た様に伝えると、先生は少しクスッと笑いながら「はいOK!」と、メガネを掛け直しながらこちらに向き直って、「じゃあ、見せてね〜」と診察が始まりました。
見せてね〜と言ってもらったので、私はクルッと椅子を回しながら、セーターをたくしあげて、背中を見せました。
「帯状疱疹だね〜、これ何時から〜」とテキパキとタイミングよく問診と患部の観察が進み、ひとくさりパラパラ漫画みたいなイラストを使いながら帯状疱疹の説明を済ませると、治療方針の決定に進み、お薬の選定、生活上の注意、今後の見通し。
「なんか質問は?」と聞かれて、診察終了。
私の職歴も性格も体質も病歴も充分知ってくれていればこその、スムーズで、ありがたい対応。
支払いがタッチ決済まで導入してくれていたら、もっと良いのになぁ〜と思ったのは、隣接の薬局がタッチ決済も導入されていて感動したからでした。
薬局でお薬をもらうのに、自店の系列の薬局まで行く体力はないので、ここはやむなく、病院に隣接している薬局に行きました。
薬局でもマイナ保険証で受付をして、処方箋を薬剤師の方に渡しました。
薬局のマイナ保険証の受付機は病院とは違う機種で、カードの差し込みは縦で、顔認証が一度エラーになると、次はパスワード入力画面に自動で移行する様に設定されていました。
パッと見て、戻るボタンの様なものが見つからなかったので、誘導の通り、パスワード入力をしました。
読み取り機の設置場所が悪いのと、自分の顔を枠の中に写す様になっているのに機械のカメラ位置が悪いのとで、これは使い辛くて、不人気に拍車をかける存在だろうと感じました。
それでも、会計はタッチ決済が導入されていて、とてもスムーズにお薬をいただけましたし、薬剤師さんの本来のお仕事である、適切なお薬説明と疑問点への質疑などに時間を割けて頂けるのが、ありがたいと思いました。
症状が辛くて、お薬手帳まで気が回らない状態でしたし、今は他の処方薬などが無いので、その時は気にしませんでしたが、お薬手帳の提示を求められませんでしたし、以前はお薬手帳を持参しない時には、後でお薬手帳に貼る為のシールが出ていましたが、それも無くなっていました。
今更ながら、長く使っていたお薬手帳アプリのサービスが終了してから、新しいお薬アプリを入れていなかったのを思い出しました。
マイナ保険証には、自身の処方箋のデータも入っているはずだから、お薬手帳は必要なくなる様な事をどこかで読んだ気がするけど、私もお仕事でお客様のお薬手帳を拝見して、お薬を選ぶ時に使わせていただいているので、お薬手帳は重要だと思うんだけど。。。。。どうするべきなのだろう。
ノーマークだった orz
マイナ保険証と連動してるお薬手帳アプリはあるんだろうか?
研究課題です。
以前、使っていたお薬手帳は病院で出された処方箋をQRコードで読み込んで、管理出来るアプリだったので、使い勝手が良かったのですが、サービスを終了してしまったので、お薬に関するデジタルデータが無くなってしまいました。
なんとなく習性で紙の処方箋も綴って残してあったので、データが全て消えた訳ではないので、それ程困らない。というか、イヤ、やっぱりこの先を考えたら困るので、データのバックアップ機能まで考えなきゃいけないんですね。💦
マイナ保険証の読み取り機が有れば、自分のお薬データが見れるという安心感は、逆に読み取り機が無いと、処方箋履歴が見れないという事なので、自分がこの先、誰かに市販の医薬品を買って来て貰わなければいけない状況になった時に、スマホの認証をスルーする為のパスワードを入力して貰って、数多あるアプリからお薬手帳アプリを探して貰って、それもロックを開けて内容を見てもらって〜〜〜ェ〜絶対無理だわ。
とか、天変地異で電源消失して、お薬の救助とか来てくれたけど、電気の無い状態で自分の命に関わる情報を持っていない。となる。とか。とか。とか。
お薬手帳アプリは大概が良く出来ていて、とても見やすくて助かるし、薬局によっては、来局前に処方箋データを送っておくことも出来たり、便利な機能がついてる物も多いのでインストールしておいた方が良いのは重々承知していたのですが、必要に迫られないと遣らないものです。
マイナ保険証もお薬手帳アプリも、更にはリアルお薬手帳も、今更ながら、どれも大切だと思いました。