ムチン (mucin) は動物の上皮細胞などから分泌される粘液の主成分として考えられてきた粘性物質である。粘素と訳されることもある。ムチン (mucin) はmucus(粘液)を語源とする[1]。
実際には、分子量100万~1000万の糖を多量に含む糖タンパク質(粘液糖タンパク質)の混合物であり、細胞の保護や潤滑物質としての役割を担っている。食品としてみると水溶性食物繊維に分類される[2]。
なお、日本ではオクラや里芋のネバネバ成分もムチンと称された[1]経緯がある。この点、英語の mucin は動物粘液を指すのに対し、植物粘液はムチレージ mucilage と呼び、日本におけるムチンの語とは意味にズレがある。
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腸活本を読んでいると、ムチンに関する記述はとても多いです。
その多くが、間違ってる使われ方をしている事を前提に『通称』と冠してムチンと表記されていました。タイトル画像は、「結局、腸が9割」AmazonKindle版よりお借りしました。個人的には、それでも良いんじゃないかとも思ったりしますが(ソーイングマシンがミシンという固有名詞となったり、ステープラーがホチキスになったり)カタカナ英語は上げ出せばキリが無いですね。
英語のカタカナ標記で植物粘液は『ミューソレッジ』として一般的になっていくと、長年の混乱が収束し良いのではないのかなぁ〜などど、世間の片隅で思いました。
今回の指摘でムチンについて、改めて調べて、ムチンがミューカスmucus(粘液)から来ている単語だった事を知り、あーミューカスの素の事かぁと、ムチン-ムチンとわからない言葉を使うより、ミューセンと書いてくれたほうがよほどわかりやすいし、学術用語であるのならカッコ書きで(mucin)として、動物性粘素が日本語として適用であろうし、植物の粘液はミューソレッジと英語の発音をそのままカタカナ表記にするか植物生粘液と書けば良いので、ただ誤りで有るとか、通称とか言っているより良いのではないかと思ったりしたので、私はミューソレッジが気に入ったので、植物から出るネバネバの総称をミューソレッジって書くことにします。
そもそも、日本では粘液は粘液であり、植物性か動物性かの違いに対する概念が無かったのではないかと思われ、日常の中でミューソレッジをミューソレッジ製品として使っている文化的背景があったから、ミューカス(動物性粘液)との使い分けが発生したのだろうと思いました。
日本では、何かを貼り付ける時に使うのは膠や漆や糊でした。一番ポピュラーなのは、紙を貼る時に使うのはご飯を煮た糊ですし、お米という優秀な澱粉質が身近にあったので、英語文化圏で使われるところのミューソレッジ製品が普及しなかったのかもしれません。
私の身内で、英語とフランス語とスペイン語とイタリア語をビジネス上日常的に使っている者がいるのだけれど、彼と話すと、英語教育を難しくしているのが、ローマ字表記だと話していたのを思い出しました。
今や翻訳機を片手に世界中を旅するので、あえて地名表記にローマ字表記を書き加える必要は無い。と主張していて、彼らしい極端な主張だなぁと、その時は思ったのですが、今回のコメントを頂いて、ムチンという単語について考察してみて、彼が正しいような気がしてきました。かえって混迷を深めるという意味において。
ムチンと言ってしまうと、(そんな使い方をしてるものは、私が読んだ物にはみかけませんでしたが)、各種のミューソレッジに細胞保護成分があるかのような勘違いをさせることになりやしませんか?って事なんだと思いますが、そんな事があるのやもしれませんね。
どうぞよろしくお付き合いください😊