horitaakioのgooブログ

88歳の老人ですけれど、天寿の続く限り頑張って見たいと思います

再会・・また別口の

2005-06-09 15:31:00 | 日記
先月上旬に三人の女性と五十数年ぶりの再会を果たして以来、電話、手紙、宅配便などなど余韻は月末まで続いた。その間には、家内の方も幼馴染の老女達との温泉一泊旅行が十数年ぶりに復活したりもした。

そして二度あることは三度とか、先日また別口の再会があった。やはり十年ぶりくらいになると思う。
大阪での小学校の同級生が卒業時の担任先生(九十歳を超えてなお矍鑠)を囲む会を毎年開いている。復活第一回(1981年)とその翌年とはこちらもまだ現役で元気だったから、はるばる九州から馳せ参じたものだが、その後は病気続きで節目に二度ばかり顔だした程度。しかし24年間今なお続いているのは驚嘆に値する。
その間会員のうち四人はすでに鬼籍に入った。(その一人Y君はメールの交換やネット碁対局のほか、このCafeでもbluephenixというHNで付き合っていた。退会手続のないまま彼のページは未だに残っている)

そのY君も含めて親交のあったK君とF君の三人が以前から「ホッタ君を励ます」九州旅行を計画していたのだけれど、延び延びになってるうちにY君は逝き、「今年六月には必ず二人で行くから」と電話が入っていた。そして6月4日に実現したのだ。

たまたま土曜日だったので会社が休みの息子を熊本から呼んで案内の運転手をさせた。二人とも別々ながらずうっと前に我が家へ迎えたことがあったけれど、八代見物はしていない。午後三時半過ぎに駅まで迎えに行き、市内を通り抜けて花菖蒲と庭園が売りの「松濱軒」へ。(その前に向かいの市立図書館にちょっとはいった。実はそこに拙作切り絵の作品が掛けてあるので)

花菖蒲はやや盛り過ぎていたが池の面には睡蓮、ぐるっと一巡りして写真撮ったりしたあと、あずまやに腰掛けて缶入り冷茶飲みながらおしゃべり、気がついたら閉園時間で無人になっていた。

その後は八代城址(濠をめぐらした高い石垣と神社、桜とつつじの庭園)で時間つぶしてから家内が予約していた小料亭で夕食。こちとらは下戸、客人も酒量は僅か、老人向けと思える料理(家内が注文しておいたコース)をつつきながら、趣味の話、孫の話、仲間の話などしてるうちに、大阪を離れて60年たった小生がいつのまにか彼らと同じ関西アクセントでしゃべってるのに気付いて我ながら驚いた。そういうものなのかと。
二時間ばかり居てケータイ(これも家内のを借用してきた)でうちに電話、息子を呼んでホテルまで送り届けて別れた。

「こんどは八十のお祝いやで」とK君が言った。さあ三年後の話、どこかで鬼めが笑っているような。