
中部は製造業のメッカですが瓦の生産も全国一地うのは知らず、高浜のかわら美術館へ行って来ました。
日本では昔から寺社仏閣や住宅の屋根に瓦が使われてきました。ただ発祥は日本ではなく中国から伝来したもの。飛鳥寺などに使われたのが初めてとされています。焼き物というと山奥のイメージでしたが三州瓦を生産する高浜市をはじめとした愛知県西三河地域は、島根県(石州瓦)、淡路島(淡路瓦)とともに瓦の日本三大産地の一つとして知られています。なんと三州瓦は全国の70%の生産量なのだとか。年間約3億2千万枚! 瓦は焼き物であるので年度が命。西三河地域は瓦に適した良質の粘土が大量に採れたことで産地として栄えたそうです。三州瓦は吸水率が5〜6%と低く、水を含んで凍ることの繰り返しで瓦の表面がボロボロになるという凍害にも強いため寒冷地でも使われるとのこと。(基本文化的には寒冷地では少ないようですが)
瓦は焼き方によって種類が異なり、昭和40年頃までは、三州瓦の代名詞となった「赤瓦」の生産が盛んでしたがその後に釉薬による色のバリエーションが特徴の「陶器瓦(釉薬瓦)」へと移行していきます。同時に淡路で生産が盛んな「いぶし瓦」も大量生産されるようになりました。「いぶし瓦は焼成段階の最後に化学反応により生地に炭素を浸透させ表面に炭素皮膜をほどこした瓦です。形状も含め多種多様な瓦が生産されているのも三州瓦ならではの特徴です。なんか手作業のイメージでしたが現在は完全に自動化されているようです。
なんか飛散しやすいようなイメージですが最近のものは地震や風で崩れることのないように特殊なジョイントが施された防災瓦になっているとのことで阪神淡路の震災でも効果発揮したのだとか。
個人的にはこの焼き物ながらメタリックに見える渋さが好きです。芸術作品としてなんといっても醍醐味は鬼瓦でしょう。そのほか高浜には鬼みちという河原にちなんだオブジェ等が連なった散歩道もあります。
正面玄関にはしゃちほこ

鬼瓦

ポストが…瓦に占拠される
日本では昔から寺社仏閣や住宅の屋根に瓦が使われてきました。ただ発祥は日本ではなく中国から伝来したもの。飛鳥寺などに使われたのが初めてとされています。焼き物というと山奥のイメージでしたが三州瓦を生産する高浜市をはじめとした愛知県西三河地域は、島根県(石州瓦)、淡路島(淡路瓦)とともに瓦の日本三大産地の一つとして知られています。なんと三州瓦は全国の70%の生産量なのだとか。年間約3億2千万枚! 瓦は焼き物であるので年度が命。西三河地域は瓦に適した良質の粘土が大量に採れたことで産地として栄えたそうです。三州瓦は吸水率が5〜6%と低く、水を含んで凍ることの繰り返しで瓦の表面がボロボロになるという凍害にも強いため寒冷地でも使われるとのこと。(基本文化的には寒冷地では少ないようですが)
瓦は焼き方によって種類が異なり、昭和40年頃までは、三州瓦の代名詞となった「赤瓦」の生産が盛んでしたがその後に釉薬による色のバリエーションが特徴の「陶器瓦(釉薬瓦)」へと移行していきます。同時に淡路で生産が盛んな「いぶし瓦」も大量生産されるようになりました。「いぶし瓦は焼成段階の最後に化学反応により生地に炭素を浸透させ表面に炭素皮膜をほどこした瓦です。形状も含め多種多様な瓦が生産されているのも三州瓦ならではの特徴です。なんか手作業のイメージでしたが現在は完全に自動化されているようです。
なんか飛散しやすいようなイメージですが最近のものは地震や風で崩れることのないように特殊なジョイントが施された防災瓦になっているとのことで阪神淡路の震災でも効果発揮したのだとか。
個人的にはこの焼き物ながらメタリックに見える渋さが好きです。芸術作品としてなんといっても醍醐味は鬼瓦でしょう。そのほか高浜には鬼みちという河原にちなんだオブジェ等が連なった散歩道もあります。
正面玄関にはしゃちほこ

鬼瓦

ポストが…瓦に占拠される

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