静かなる人の周到な戦略

「静かな人」の戦略書──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法 ジル・チャン ダイヤモンド社

 「静かな人」の戦略書──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法 単行本 – ジル・チャン  (著), 神崎 朗子 (翻訳)

きわめて内向型である筆者がどのように世の中を渡り歩いているかを解説した本。筆者が主にアメリカという外向的な文化を持つ国で成功を収めているというのも面白いところ（ただ人自体は意外に内向的であること示されてます)　で内向型の人の戦略書としても、内向型の人を理解するための本としても有効だと思います。一般的には外向型の方がコミュニケーション能力が高く仕事もうまくいくし能力も認められやすいと考えられますが内向型の強みを知って生かせば優位性をもてるというのが筆者の考え方。

内向型の優位性とは

・表面より本質を重視する姿勢
・じっくり聞く傾聴能力
・冷静に「小さなミス」を見つけだせる
・大人数より「一対一」で深い関係をつくれる
・第3社的な観察力があり、集中力がある
・周到な準備をすることが出来る
・謙虚さを自然と持つことが出来る

といったところ。

また実際には内向型と外向型の人がチームとして組むことによってお互いを補完しあい（戦士都産貿みたいな感じ??)より大きなチーム効果が出ることも指摘されています。

　本書の中に内向型か外向型かを診断するテストがついてますが自分も意識していたように内向的な人間でした。そういった意味では良く準備をしたりルーチンを作ったりと内向的な人が持つ戦略というのは非常に参考になりました。