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投資バカの思考法 藤野 英人(著)
「ひふみ投信」を手掛ける藤野さんが25年間で磨き上げてきた、 投資のプロとしての経験と知見、メソッドを記した本。と言っても具体的な内容というよりはスタンスの持ち方というのに重きを置いて書かれた本です。
投資の成功のカギを握っているのは、主観を持ったまま、いかに多くの人はどう思うかという視点で会社をみられるか。好奇心、関心事を増やすことで変に見方を変えようとするのではなく、経験=「食べたもの」と「会った人」と「読んだ本」で構成)のほうを変えてしまえばいい。消費行動は「好き嫌い」で決まることが多い。上手にリスクを減らすのは、好奇心の多さ。リスク分散とは「好奇心の分散」のこと。そして現在の姿でなく将来どうなっていくのかという視点、社会に対して貢献できる何かを持っていて共感できるかその会社との相性を考えて投資先を決めるのがポイントで自他不二=お互いが影響を及ぼしあっていると互恵関係をベースに素直に、そして常に学びながら投資を進めていく姿勢が望ましいとのこと。
結局は分析というものよりは感情をいかに読めるかという人心掌握術にも近いものがあるのかも知れません。そのためには視点を増やすことやいかにを自身のことを客観的な視点でも見ることが出来るのかというところにもポイントがありそうです。
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