最近聞いた残念な在中日系企業の話

その１

友人の会社は既存のある商品をこちらに替えたらコスト削減になるという

提案商品を扱っています。。。

これ言ってしまうと微妙ですが、、具体的には工場で従業員が飲む水、、現在は大体が

大きなボトルウォーターを毎回運んでもらって飲水器で飲んでいるってスタイルなのです。

しかし大きな工場になるとこれがバカにならないし。最近の人件費の高騰でこの水代は

中身は変わらないのにどんどん値段があがってるのが現状です。

そしてこれからどんどん値上がりするでしょうね。

 

これの替わりに業務用の浄水器を取り付けるという提案なのですが。。。

これがまた、、、年間５０万元の節約になるとわかっても動かない企業があるとか・・

それはほんの１例で、、総務部長とか担当者レベルだと本当に動きが悪くて

話が進まないケースがすごく多いそうです。

なので、社長（こちらでいう総経理）やキーパーソンにコンタクトして営業するのが

一番効果が高くてスピードがあると言っていました。

でもねぇ。。一部上場企業ですよ。。そんなもんかなあ？

 

うーん。。。なんなんでしょうねぇ。。５０万元ってかるく７５０万円ですよ。。

これで従業員にボーナスでもあげたら喜んで働いてくれるんじゃないかと

思うんですけどねぇ。。

なんかがっかりしちゃいました。。

 

その２

昨年上海に法人を作った知り合いの会社なのですが、、

日本ではオーナー社長企業でもう社長さん（多分２代目か３代目）は

お年なので数年前からちょっと現場からは離れていらっしゃいます。。

会社の稼ぎ頭の部門のトップの専務さんが旗を振って上海に法人設立し、仕入れ強化と

中国国内販売を視野に入れての動きでしたが、、当初から、、かなり変な動き・・・

 

専務さんはいつも出張に来られて、、特に用事もないのに余分の２日も滞在されていたり、、

上海来ても、仕入先から接待うけて、、ゴルフして、、、高い海外出張手当

もらって、、とっても優雅な感じです。

 

昨年末には上海の責任者と社員が検品して出荷した商品の半分が不良品で使えなかったにもかかわらず

自社社員は全くおとがめなし、、？？

 

中国の国内販売は全く、、、売れていない。。売れてない上に戦略もない。。

そんな大変な状況なのに旧正月にはその部門トップの専務さん、ボーナスなしは

申し訳ないからって日本から各人に５万円ずつ持って配布したとか。。

上海法人の責任者（５０代・現地採用）は自分の中国人彼女（２０代）を社員として採用して

働かせているし。。。

なんだか、、絵にかいたようなめちゃくちゃで、、ある意味笑えちゃいます。

 

申し訳ないけど、素人が検品して仕事が成り立つほど甘くないですよ。

会社としてのスタンスや方向性がないのに上海側で責任者として仕事してる

方も大変だとは思いますが。。。

まぁ、大企業じゃないので、そんなにきちんとしてないってのはわかりますが。。

余裕があるってことですね。。いつまで続くことやら。。

 

なんだか残念すぎです。

日本でいろいろ景気が悪いとか、、、大変だとかよく言われるんですけど、

こちらでこういうの見てると、、日本ってまだまだ余裕あるくせにってつい

うがった見方しちゃうんですよねぇ。。

 

だんだん性格まがってきそうです。。とほほ