日本企業が中国企業と何か仕事で一緒に組もうという話になる時、
いつも引っかかって前に進まないポイントがあります。
技術だけ盗まれて後は要らないとか、技術だけ盗まれてしまったらどうするのですか?
我々は双方のメリットデメリットを考えてウィンウィンの関係が続くよう長期的な関係を結びたい。。というようなことをよく聞きます。
うーん。。もちろん両方にメリットがあると思って話が出てきている訳なので、まずはテーブルにのせて
話を進めないことには始まらないのです。
もちろん、いろいろな不安や心配もあると思いますが、、それは相手と仲介する人を見極める必要が
あると思います。相手がどこまでどう考えているかなどは交渉の中でいろいろ探っていくしかないと
思いますし、仲介者がいる場合は、仲介者が相手の本心をどこまで掴んでいるか、また相手と仲介者の
関係も大きなポイントになるとも思います。
それは日本でビジネスする際も近いものがあるのではないかなと思ったりしますが、
日本はもう少しシステマチックというかビジネスライクにきちんとした規則や法律があって進められる
かもしれませんね。
いつも残念に思うのは、、そういう懸念もわかりますが、やらないデメリットはどうなのかな?と
ふと思ってしまうのです。今動かなかったら現状打破は無理、動いたらリスクもあるかもしれないけど
大きな可能性があるのであれば私だったら前に進むと思うんですよね。
そして出来るだけのリスクを回避する方法はいくらでもあると思うし、交渉の過程でやはり
信用出来ない、おかしいと思えばその時点でやめればいいわけで、、契約を締結するまでは
いつでも辞められますよね。
ただ、大体日本側はテーブルにもあがらない内に不安やリスクばかりを並べて前に進もうとしない
ケースが多いですよね。更には少しのお金を出して弁護士さんとかに確認をお願いする費用を節約
されたり。。。それをケチって後で大きな問題になる方がよっぽどリスク大きいと思うんですけどねぇ。。
話がそれましたが、そうやっている内に、中国側は次のパートナーを見つけちゃうんですよね。
中国にとっては韓国でもアメリカでもヨーロッパでもいいんです。
チャンスの女神は前髪しかないですよね。
また、そもそも私個人的な意見としては、日本が何十年もかけて積み重ねてきた技術やノウハウは
1年2年で盗まれる程度のものとは思えないんですよね。
そんな程度のものならそもそも技術とか言わない方がいいし。。(すいません、今日は辛口ですね)
すいません、今日は本当に辛口トークですね。いや私が言いたいのは、、兎に角日本企業には
万全の備えだけはした上で、中国市場で自信を持って戦って欲しいんです!
日本企業はまだまだたくさんいいもの持っているし、特に製造業もすごいと思います。
良い形での中日合作の形を作り上げていくのが私の希望です。両国のお役にたてるよう
草の根からですが、頑張っていきたいと思います。