神田藪蕎麦、いよいよ―

130年を超える歴史を持つ『神田藪蕎麦』(かんだやぶそば)。

昨年2月、不運にも火災に見舞われ一時休業に。

実はその不運の一週間ほど前のこと。
たまたまこちらのお店の前を通り掛かり、
その趣深い外観に感じ入ってシャッターを切っていたのでした。

その後、あんな事態になろうとは…
本当に驚きました。

そしておよそ1年８ヶ月の時を経てこの10月20日、
いよいよ満を持してリニューアルオープンされるとのこと。

大学の同級生のご実家というご縁で、プレオープンにご招待いただきました。

入り口の向きを変えて、開放感のある広々した印象の外観と美しい中庭。

アプローチを進むにつれてふわーっとお出汁の香りが
鼻をくすぐります。

柔らかくクセのない「鴨ロース」


芝エビがギュッと詰まったカリッカリのかき揚げ「天たね」


口に含めばふんわりお蕎麦の香り広がる、
ほんのりうぐいす色の「せいろうそば」


女将さんの、注文の語尾を伸ばして歌うような独特な読み上げ方―
店員さんの、「ありがとう存じます」という声明るく耳触りの良い言葉―
こういうところにカタチのない伝統と誇りを
大切に守っていくという新たな決意を感じます。

以前のお店に掲げられていた看板は２階に大切に飾られていました。


新たに造られたというご主人ご自慢の２階の個室は
大人がゆっくりと過ごせる落ち着いた佇まい。


ご招待客限定の日にもかかわらずお店は満席で行列もできるほど。
再建の情報を聞きつけたのであろうファンの方が
外観だけでもと撮影にいらしていたり。
多くの人に、本当に愛されていたお店だったのだと胸を打たれました。
そしてこれからもずっと愛され続けていくのでしょう。

またぜひ、伺わせて頂きます。


最後までお読みいただきありがとうございました。


ボディセラピスト　こにしえつこ

ボディケアサロン ヒューモニー
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