クラブの基本構造を一度 よく見て下さい。
例えば アイアンで有れば ヒールよりもトゥ側の
方に末広がりに ソールもフェースもなっていますし
非常に その形状は 機能と密接な関係にあります。
良くお客様の中に 単純にロフト数値のみで
ウッドとアイアンを比較される方がいらっしゃいます。
何も言わず 診ているのですが
そのロフトの意味を掴んでくれると
スウィングにも悩まなくて済むのですが…
前述の通り、ウッドはアイアンに比べ
遥かに深い重心位置を持っています。
それが ウッドの最大の特徴 とも言えます。
ですから 同じ25度のアイアンとウッドであっても
アイアンで3~5mm程度ヘッドが前に出るのに比べ
ウッドは20mmも30mmも前に出ますので
実際の使用、ロフトは全く異なります。
打撃のエネルギーを配分するのは
打撃ロフト と 長さによる入射角度 で
それを打ち出しの角度とスピンに分散させ
距離を作り出すのですから
長いシャフトの装着された ウッドの方が
同じロフトであったとしても
少ないスピンで 高い打ち出し角度で 飛び出
アイアンの方が 低い打ち出し 多いスピンで
飛び出るのです。
そのヘッド重量の差、アイアンの方が重たい
ことから考えても 如何にスピンにエネルギーは
食べられてしまうか 容易に想像が付きます。
それも やはり シャフトを捩じらず
ヘッドターンをさせない という原則に乗っ取って
行う訳ですから それを守れず 自分の好き勝手に
ヘッドをぐりぐり回して使うのであれば
重心位置がアイアンよりも絶対的に
シャフトより離れているウッドは苦手にしてしまう筈です。
ロイヤルコレクションのウッド というのが
流行りました。 その理由は
ヘッドを捩じって ロフトを開いていても
お尻の部分がカットされて 存在しない
そのウッドは 寝かして入れてきても
跳ねない ダフリ難い から なんですね。
また ドライバーに関して 言えば
重心が深く ヘッドが前に出やすい ウッド形状は
全く意識しなくとも
ナチュラルなアッパーブローを生みやすく
それによって ロースピン 高打ち出し
という ドライバーとしては理想的な弾道を
得やすいモノになっています。
がッ、
それも やはり クラブを捩じる人にとっては
まったく その効果を発揮しないので
自分の腰に過度な負荷を掛けても
テクニックとして そのアッパーを造る ことに
なってしまい 自分の体を痛めてしまうのです。
ウッドを正しく使えば
ティーアップという特別な措置のお蔭で
自然と薄~いアッパーになります。
それは クラブの機能であり 技 ではありません。
それも 素直にクラブの機能に従えば
漏れなく 付いてくる訳で
それによって 出来る人 と 出来ない人は
その間に 大河が流れるほどの差になってしまいます。
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