ろぐろぐ音楽ブログ

a-kiという人間の手による、J-POPあたりをメインに色々好き勝手書いてる適当ブログ。

the★tambourines全アルバムレビュー・part2

2009年06月20日 17時52分50秒 | 感想・レビュー(アルバム)
それでは、the★tambourines全アルバムレビューpart2、5thアルバム~ベストアルバムです。言い切ってしまいましょう、こっから先はもう全部傑作です!w

試聴は全曲公式サイトのディスコグラフィーページで出来ますー。


 5th album「instant vacation」(★8.5点)2006.8.2 Released.
1. 雨アガリキラリ
  2. 太陽のビーム  3. 碧い午後  4. 恋について  5. Go Go トラベラー  6. 黄昏メロディ  7. 星空とギター
青文字はお気に入り楽曲、青太文字は超お気に入りの楽曲
2ndアルバム以来の夏アルバム。やっぱり前作のフルアルバムは本人たちにとっても微妙だったのか?今作からはまたミニアルバムとしてのリリースになりました。そしてここからシングルリリース無しで年1枚のミニアルバム、というペースが最後まで続きます。

とにかく1曲目、「雨アガリキラリ」が最高のサマーチューン!タンバリンズ節アップテンポに爽快感がプラスされて、そして抜群にキャッチーで疾走感たっぷり。シングル曲のないアルバムではありますが、この曲はシングル以上のパワーがありまくりです。1曲目がコレって時点で勝ったようなもんですw
その後も真夏のギラギラ感が眩しい「太陽のビーム」、夏のユルめなまったり感が心地よい「碧い午後」、タンバリンズにしては珍しくパンキッシュな「恋について」、タンバリンズ節疾走アップテンポ「Go Go トラベラー」、夏の夜に聞きたくなる静かなバラード「黄昏メロディ」「星空とギター」と、夏を感じさせる様々な曲が入っていて、しかもどれもクオリティ高し。ほぼ全ての作編曲を麻井寛史さんが担当してこれですよ!素晴らしいです。

惜しいのは、ラスト2曲のバラードが似通ってしまっているところかなー。ソコが唯一の弱点。とはいえ、青空を基調としたアートワークも含めて、とてもナイスな夏アルバムに仕上がっております。海に行く時とかにリピート再生でBGMにしておきたい感じです。


 6th album「6th story」(★10点)2007.10.31 Released.
1. 砂漠のつぼみ  2. story  3. hello  4. カーニバル  5. swimming in you  6. a day
青文字はお気に入り楽曲、青太文字は超お気に入りの楽曲
ポップでキャッチーで、ちょっとセンチメンタルなポップス集。そんなアルバムを作ってきたタンバリンズですが、個人的にはこれが最高傑作だと思う。なんと言っても全曲超ポップでキャッチー。疾走感たっぷりでキャッチーなシングル以上の名曲「砂漠のつぼみ」、シャッフルの雰囲気が楽しい「story」、切ないサビメロが素晴らしい「hello」、軽快ポップな「カーニバル」、クールかつポップで少し実験した感じのサウンドとメロが心地よい「swimming in you」、別れをテーマにした歌詞とメロディのマッチングが〆にふさわしいバラード「a day」・・・と、全曲名曲なのです!w
作風は今までとそこまで変わったわけではありませんが、ここに来て一気にクオリティアップ。作編曲は全て麻井さんによるものですが、麻井さんのポップセンスが炸裂しております。ポップなタンバリンズの魅力が余すことなく詰まった名盤。

このアルバムでひとつの到達点に達したタンバリンズ。というわけで、次作では少し路線を切り替えることになります。

 7th album「SWITCH」(★9点)2008.9.24 Released.
1. SWITCH  2. きみとのランドスケープ  3. ヘッドフォン  4. reason  5. high jumper  6. 夜空につづく道
青文字はお気に入り楽曲、青太文字は超お気に入りの楽曲
ということで「SWITCH」した7thアルバム。
今まではバンドサウンドを基調にしたポップでキャッチーな音楽をやってきたタンバリンズですが、ここでちょっと路線変更。デジタルなループ音やシンセサウンドを意欲的に取り込み、今までのバンドサウンドと絶妙のバランスで融合。その結果、このアルバムならではの独特な浮遊感のあるサウンドができあがりました。このサウンドがねー、とにかく素晴らしい。タンバリンズとしても、そして業界全体を見渡してもこういうサウンドってあんまり無い気がする・・・と言ったら言い過ぎかなぁ(笑)。そんなちょっと独特なサウンドメイキングでありつつも、タンバリンズならではのポップ感は据え置き。なので非常に聞きやすいアルバムです。「reason」「きみとのランドスケープ」あたりが新しくスイッチしたサウンドと特に合ってるんじゃないかなと個人的には思います。もちろんタンバリンズ節の疾走感あふれる「SWITCH」「high jumper」とのマッチングもいい感じ。

というわけで、路線変更したあと、次はどう来るのか楽しみにしていたのですが・・・結果、これが活動休止前のラストオリジナルアルバムに。うーん、もっとこのグループが進化していく所を見たかったなぁ。


 BEST album「my back tracks」2009.6.17 Released.
1. rainbow  2. easy game  3. stay young  4. 小春日和  5. afresh wish  6. everything is nothing  7. home again  8. あわゆき  9. anyway  10. never ever 11. don't stop music  12. セカイのつづき  13. Go Go トラベラー  14. 砂漠のつぼみ  15. story  16. SWITCH  17. ヘッドフォン  18. reason  19. 不確かなシアワセ
青文字はお気に入り楽曲、青太文字は超お気に入りの楽曲
活動休止に際してリリースされたベストアルバム。アルバムでの活動を主体にしてきたタンバリンズらしく、シングル6曲、C/W曲1曲、アルバム曲10曲、新曲2曲の全19曲とアルバム曲が多め。CDの容量限界まで78分たっぷりと詰め込んでおります。曲順は1曲目の新曲「rainbow」以外は時系列で並んでいるので、タンバリンズの根っこのポップさはそのままに、成長・変化を遂げていく様子がよくわかるようになっているかなと。
なんと言ってもC/Wの隠れた名曲「小春日和」の収録が嬉しい。公式ブログのファン投票でもかなり上位に来ていた曲で、小春日和の頃の暖かさを感じさせてくれるポップな曲。
アルバム曲の選曲もバッチリおいしい所を選んできたなという感じで、アルバム曲が多くてもベストアルバムとして不満のある出来には全くなっていません。
「雨アガリキラリ」「hijack brandnew days」が入ってないとか、C/Wの隠れた名曲「daisy」「just my friend」とかも入れて欲しかったかもとか、選曲に不満がないわけではないですが、タンバリンズの場合、名曲・良曲が多すぎるのでそれを言ってたらキリが無いかw

新曲2曲はどちらも「SWITCH」の延長線上にある曲と言えばいいかな。特にラストトラックの「不確かなシアワセ」。多分に活動休止ということも大きく影響しているんだろうけど、タンバリンズのセンチメンタルな面が凄くよく出ているような気がして。なんかグッと来た。

DVDの方は、タンバリンズ初のDVD作品ということもあってか凝っています。単純なPV集やライブ集ではなく、タンバリンズがMCの特別番組みたいな感じになっていて、間にPVやライブ映像、レコーディング風景などが挿入される・・・という構成。タンバリンズメンバーの素なトークが見られて面白いです。なんつーか、音楽から感じる独特のユルさがメンバーの人柄にも現れているというか(笑)。少なくとも仲違いによる活動休止ではないということがよくわかりますw

 

・・・というわけで、自己満足全開で、勢いでやってしまいましたthe★tambourines全アルバムレビュー。

もし興味を持っていただけましたら、以下のパターンが個人的にはオススメです。
パターン1:
ベストアルバム「my back tracks」を聞いて、気に入った曲の入っているオリジナルアルバムから聞いていく(一番オーソドックスかな)
パターン2:
1stから順番に聞いていく(この聴き方もオススメ)
パターン3:
これからの季節にあわせて5th「instant vacation」あたりから聞く(その後は「6th story」を聞いて、寒くなってきたら「home again」を聞くのがオススメ)
パターン4:
傑作「6th story」をまずは聞いてみる(6thは本当、名盤)
パターン5:
思い切って全アルバムを一気に買って聞く!


・・・パターン5は冗談ですw

 

まぁとにかく、これだけ良い作品を作り続けてきたタンバリンズ。GIZAがもう少し売ろうとしてくれればまた違う展開になっていただろうなぁ・・・と思わずにいられないです。
少なくとも、渋谷系みたいな愛でられ方をされる存在にはなれたと思うんだけどなぁ。もしくは4thアルバム以降の小松未歩のような。

 


活動休止。
つまり、解散ではない、ということで。

活動再開、いつまでも待っていますよー!



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (じゅん)
2009-06-20 18:42:04
こんにちは。

今回この記事でタンバリンズのCDについて知ったのですが、メジャーリリースでミニアルバムをリリースしていく形態って珍しいですね。
フルアルバムをリリースする形は同人出身アーティストとかでよく見かけますが、タンバリンズのリリース方式は他のアーティストでは多分見たことないです。

・・・ここからは余談タイム。
榊原ゆいさんの5thアルバムが今度リリースされるのですが、2nd~4thが9月リリースだったから9月発売と思いきや8月発売です。
今年の曲はアルバムオリジナル曲+「メチャ恋」「ショータイム」「奇跡の絆」の計6曲です。ゆずソフト作品主題歌がオリアルに絶対入るのはお決まりですね(JOKERのときは主題歌が霜月はるかさんだったので該当曲はないのですが)。
新曲以外でのオススメは「夢の罪 -End in childhood-」という曲。確か2006年にリリースされた曲なのですが、ゆいにゃん×哀愁ロックの原点といった感じの曲です。
スタチャからのリリースなので「JOKER」と同じくレンタルに入荷すると思いますよ~。
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Unknown (a-ki)
2009-06-21 18:32:33
言われてみると、確かにミニアルバム率がこんなに高いのってかなり珍しいですねw
まぁ、メジャーレーベルってもGIZAだし、売り上げ的にはインディーズ並みかそれ以下(確か最後の方は800枚とかだったような・・・)ですからw
GIZAとしても曲は自分たちで作るのが多いし、バンドメンバーは愛内さんのバックバンドとかで活躍してますし、好きにやらせておくかーみたいな感じだったんじゃないかと。
ミニアルバムが多いといえばROUND TABLE(feat.Ninoじゃない方)とか、いわゆる渋谷系?のヒトが多いかもです。


ゆいにゃんのスタチャアルバム、出るんですねー。今回も知ってる曲が「Try real!」しかないというステキ収録曲リスト(爆
いつの間にこんなに曲出してたの?というw

てゆーか、ゆいにゃんブログ見て知ったんですが、いつの間にかtohkoさんがLOVE×TRAX所属になっている・・・w
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Unknown (じゅん)
2009-06-21 20:08:28
こんにちは。

>てゆーか、ゆいにゃんブログ見て知ったんですが、いつの間にかtohkoさんがLOVE×TRAX所属になっている・・・w

ほんとだwww意外ってレベルじゃないですねwww
ラブトラは以前ゆいにゃんと成瀬未亜さんが所属してて成瀬さんが離れた後はゆいにゃん専門の事務所みたいな感じだったけど、まさかの展開www

とりあえず知ってる曲が少ないということでアルバム収録曲の一言コメ&試聴先upしておきます。

「Festivity」(2007年)
Angel Note椎名俊介さん作曲の、可愛い系ポップソング。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3173864
「Blue eyes」(2008年)
エレガ藤田淳平さん作編曲の穏やかなミディアムバラード。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5625563
「太陽の咲く星で」(2008年)
これはボクも知らなかった。Angel Note曲らしい。
http://www.nicovideo.jp/watch/nm4403901
「Eternal Ring」(2008年)
Festivityと同じく、椎名俊介さん作編曲の可愛い系楽曲。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3813191
「真珠のうた」(2002年)
ゆいにゃんが“榊原ゆい”を名乗る以前の曲らしいです。磯江俊道さん作曲。
http://zoome.jp/otakunootaku/diary/544
「ボクノセカイ」(2007年)
Manackさん作編曲。これも知らなかったです。
http://www.nicovideo.jp/watch/nm3192674
「メチャ恋らんまん☆」(2009年)
Famishinさん作曲、井ノ原智さん編曲のエレクトロ系ポップス。フルサイズはまだ発売してないので、実質新曲。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7398477
「It's show time」(2009年)
エレガ藤田淳平さん作曲。ジャジーな雰囲気漂う、ゆいにゃんには珍しい曲調の曲。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6927870
「夢の罪 -End in childhood-」(2006年)
どこか切ない雰囲気のロックナンバー。マイナーな曲だったけどライブで披露されたこともあって収録決定した模様。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1517599
そして、リアレンジ版で収録される「奇跡の絆」の原曲もどうぞ。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2387311


・・・長文失礼しました。
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