誰ですか!?WindowsVISTAが遅い、重いなんて言ってるのは? 実は超快適ですよ。
僕も雑誌などの情報を元にVISTAを食わず嫌いしてて、買ったのに1年近くインストールしていなかったのですが、インストールしてみると、もうWindowsXPには戻れませんね。
個人の主観に基づくものですが、VISTAのいいところを挙げていきます。
■WindowsXPと比較したWindowsVISTAの特徴(重要な順に書きます)
・メモリの使い方が上手
「VISTAはメモリを食う」とか「OSが1GBもメモリを使うなんて」とかよく見かけますが、そうじゃないんです。メモリを上手に使ってよく使うソフトの起動を速くする準備をしたり、ウィンドウの切り替え時にわざわざハードディスクにアクセスしなくてもよい様にしてくれています。
WindowsXP時代には、ワードやエクセル等のアプリを起動するにも数秒待ちましたが、VISTAでは特に2回目以降の起動がすごく速いです。10MBくらいあるエクセルのファイルを仕事でよく開けたり閉じたりしますが、一瞬で開きます。
スーパーフェッチという機能らしいです。
2GBのメモリがあるならVISTAの方が確実に快適だと思います。逆に500MB程度だとXPの方が無難でしょう。
・目先の速度より体感的な快適さを追求するよう調整されている
よくWindowsXPとWindowsVISTAを比較するベンチマーク基準として用いられるのがファイルコピーです。
でもこのファイルコピー速度比較には2つの盲点があります。
1つ目は、XPのファイルコピーのプログレスバーは嘘をついている点。
XPでは遅延書き込みを採用していて、コピー中のウィンドウが消えた後も実はコピー作業を続けています。
ところがVISTAでは正直にコピーを完了するまでの時間を表示するため、結果としてコピーが遅く感じてしまうとのことです。
2つ目は、処理の優先度の点
XPでは、ひとたびファイルコピーを始めてしまうと他の作業にも悪影響を及ぼしていました。動画の再生に遅れが出たり等等。
VISTAでは、極力他のプロセスに悪影響を与えないような優先度で各プロセスを実行している様に感じます。
「ファイルのコピーがいかに早く終わるか」ということよりも「いかに快適にマルチタスクで作業できるか」を優先しているVISTA、本当の意味でのマルチタスクOSに向けて進化していると思います。
■誤解されていると思うもの
・ソフトが動く(古いのを除く)
VISTAには互換性問題があるという話をよく聞きますが、僕の環境ではオフィスソフトやゲームなど、まったく問題なく動作しています。
ただ、悪名高いadobeのソフト(フォトショップやイラストレータや)は、会社が最新版(準最新版)しかVISTAには対応しないという方針なので、バージョンによっては動かなかったりします。
でも、デザイナーさんじゃない限り、フォトショップとかガリガリ使うことはないですよね。
フリーソフトも主要なものはすべてVISTA対応を済ませています。
逆に発売から1年以上たったVISTAにまだ対応していないソフトなんて、不具合対応もそういうレベルだと考え、この際使わなくするという超前向きな考えもありでしょう。
・操作性がXPとだいぶ違う
初期状態では確かに違いますが、XPとほぼ同じに戻すことが可能です。
・
WindowsAeroを切ると速くなる?
どうもそうではないようです。WindowsAeroをONすると、普段遊んでいるグラフィックカードを使うようになるので、かえってCPUの負担は減るらしいです。
■まとめ
一部のユーザー(FPSが重要な3Dゲーマー、古いadobeソフトを使う人)を除いて、VISTAはとても使いやすいOSです。(ただし1GB以上のメモリ必須)
特にサービスパック1が出て問題点や速度面も改善されているので、ずっと買い控えていた人も、これを機会に乗り換えてみてはいかがでしょうか?