こまちゃん

爺婆ふたり生活の日記

2010年04月11日 | 親の介護録
母の介護用ベッドを回収してもらうと部屋が広くなった

台所にあった古く薄汚れたテーブルをきれいに拭いて
押し入れの隅にあったテーブルカバーをかけ
母のベッドのあった窓辺に置き
茶器や菓子、新聞、筆記具を並べた

母がいる頃、
カーテンは閉めっぱなしで
ベッドサイドに腰かけて食事をする以外は寝ている生活だった
テレビの音と両親の笑い声があり
二人でいれば互いにそれが良かったようです

気がつくと
父はカーテンを開け、このテーブルの椅子に座り、庭を眺めている

庭は母が亡くなる少し前に業者に掃除してもらった
長く手入れしてないのでうっそうとしていたのが
小屋と松の木1本とタヌキの置物だけになった

「そこの石の土をはらってくれないか 苔が生えているはずや」
と言われ払うと
緑の鮮やかなみずみずしい苔が生き生きと現れた

家から小花がいっぱい咲いているプランターを持ってきて
窓から見える位置に置いた

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