9月
9月3日
1
私が病室の暖炉の前で掃除のために行ったり来たりして、何かが思うようにいかなくて悩んでいると、彼女が言いました。
「ボボンヌ、心配しないでくださいね!」
2
同じ日だけど別の場面で、私がこんなことを言いました。「人々は、私たちがこんなに愛し合ってたなんて知らないでしょうね…。」すると彼女が答えました。
「人々がそれを知ってる必要はないですよ。大事なのは、それが本当だってことです…。
そして、確信に満ちた口調で、
「そうですね、でも!だって、私たち2人とも優しい神様の膝の上にいるんですもの!」
(彼女の「そうですね、でも!」っていう言い方がとても愛らしくて、彼女独特の言い回しでした。)
9月5日
1
「私があなたを守りますよ!…」
2
私は日曜日がとても貴重で、その自由な時間に急いで取ったメモを整理できました。私は言いました。
「今日はダメな日曜日ですね。私たちの小さな書き物机に何も書けませんでした。」
すると彼女が答えました。
「それはリリの基準ですけど、イエズスの基準じゃないですよ!」
9月11日
1
「私のボボンヌ、あなた、もうボボンヌじゃなくて、私の乳母ですよ…。そして、死にかけの赤ちゃんを看病してるんです。」
彼女が大好きなテオファンの絵の方を向いて、こう話しかけました。
「ボボンヌがとってもよく看病してくれるから、私がそっちに行ったら、2人で迎えに来ますよ、ね?」
2
「私のボボンヌ、大好きですよ、本当に…。だから、私が旅立ったら、こんなによく看病してくれたお礼に迎えに来ますね。」
3
優しい目で私を見つめて、
「……でも、また会えますよ。そして、あなたの心は喜びに満ちて、誰もその喜びを奪えませんよ!」
9月16日
1
私がちょっとした失敗をした時、彼女が目を丸くして言いました。
「それでも、あなたは私の隣にいますよ!」
2
私が彼女に尽くすのに涙ぐんでいると、彼女が叫びました。
「ああ!私のちっちゃなボボンヌ、私、あなたにどれだけ感謝してるか!私があなたにしてあげること、楽しみにしてくださいね!」
3
彼女が冷えるんじゃないかと心配して、私が言いました。
「小さな『慰め』を取ってきますね。」でも、彼女がすぐに答えました。
「いいえ、あなたが私の小さな慰めですよ…。」
(「慰め」とは、冬服と一緒に裁縫係がくれるシンプルな毛糸の切れ端のことです。)
9月19日
「私のボボンヌ、優しいですね。私をすごくよく看病してくれます…。そのお返ししますよ!」
9月21日
「あなたを愛するのは私ですよ…。そして、あなたを愛さないのは優しい神様じゃなくて、悪魔です。」
9月23日
「あなたには理解する必要ないですよ。あなたは小さすぎますから…。」
(優しい神様が私の中でしてることを理解するってことです。)
9月25日
「私、死にますよ、確かです…。いつかは分かりませんけど、確かです!」
9月
1
ある日、私が彼女に言いました。「天国から私たちを見ててくださいね?」すると彼女が自然に答えました。
「いいえ、降りてきますよ!」
2
私は彼女の頼みを無視して何度も夜中に起きました。その1回の訪問で、私の愛する小さな妹が手を合わせて天を見上げているのを見ました。
「何してるんですか?寝ようとしてくださいね。」って私が言うと、
「眠れないんです。すごく苦しくて…。だから、祈ってるんです。」
「じゃあ、イエズスに何て言ってるんですか?」
「何も言ってません。ただ、愛してるだけです!」
3
彼女の人生最後の日の1つで、大きな苦しみの時に、彼女がこう懇願しました。
「ああ!私の小さなジュヌヴィエーヴ姉妹、私のために聖母に祈ってください。私があなたが病気だったら、すごく祈るのに…。自分ではお願いする勇気がないんです…。」
(「自分でお願いする勇気がない」…これがその意味です。)
彼女はまだため息をついて、私に言いました。
「ああ!臨終の人たちのために祈ることがどんなに大事か、知ってたいたら!」
(この言葉や、イエズスのアグネス母がその場で書き留めたほとんどの言葉を、私は聞きました。彼女が書き留めてるのを見て、私が書かなかったのです。祈りの時間以外は全部見ました。その時はイエズスのアグネス母が1人で彼女のそばにいました。)詳しくは私の手書きの証言も見てくださいね。
9月27日
「ああ、私のボボンヌ!私の心の中にはあなたへの大きな優しさがありますよ!…」
9月30日
私の愛する小さなテレーズの亡命最後の日…
彼女が亡くなった日の午後、イエズスのアグネス母と私だけがそばにいて、私たちの愛する小さな聖人は震えながら弱っていて、私たちに助けを求めました…。彼女は筋肉すべてでとても苦しんでいて、イエズスのアグネス母の肩に片腕を、私の肩にもう片腕を置いて、腕を十字に広げたままになりました。その時、ちょうど3時の鐘が鳴って、イエズスが十字架につけられたイメージが私たちの心に浮かびました。私たちの可怜な小さな殉教者は、その生き写しじゃなかったでしょうか?
「最後の視線は誰に?」って私たちが聞いた時、彼女は死ぬ数日前にこう答えました。「もし優しい神様が私に自由をくれるなら、それは私たちの母上(マリー・ド・ゴンザーグ母)にあげますよ。」
でも、彼女の臨終の時、亡くなるほんの数分前に、私が彼女の熱い唇に小さな氷の欠片を当ててあげると、その瞬間、彼女が目を上げて私をじっと見ました。その視線は優しさに満ちて、同時に励ましと約束に満ちた超人的な表情でした。まるで、「行って、行って!私のセリーヌ、私が一緒にいるよ!…」って言ってるみたいでした。
(優しい神様は、その時、私が彼女のせいで地上で長く大変な道を歩まなきゃならないことを示して、この亡命で私を慰めてくれたんでしょうか?だって、みんなが欲しがったこの最後の視線が私に向けられたその記憶が、今でも私を支えて、言葉にできない力になってるんです。)
そこにいた共同体会は、この壮大な光景に息をのんでいました。でも突然、私たちの愛する小さな聖人は目を下げて、膝をついてそばにいた母上を探しました。そして、彼女の曇った視線は以前の苦しみの表情に戻りました。
私たちの愛する小さなテレーズの最後の言葉
9月30日
ああ!これって純粋な苦しみですね。だって、慰めが全くないんです。一つもないんです!
おお、私の神様!…それでも私は優しい神様を愛してます…。おお、私の善良な聖母、助けてください!
もしこれが臨終なら、死って何なんでしょう?…
おお、母上!確かに器が縁までいっぱいですって保証しますよ!
はい、私の神様、あなたが望む限り…。でも、私を憐れんでください!私の小さな姉妹たち…私の小さな姉妹たち…。私の神様、私の神様、私を憐れんでください!もうダメです…もうダメです!でも、まだ耐えなきゃいけないんです…。私は…私は小さくなって…。いいえ、こんなに苦しめるなんて信じられませんでした…決して、決して!
おお、母上、私、死が私にとってあるなんて信じられません…。ただ苦しみがあるだけって信じてます!
明日、さらにひどくなりますよ!でも、それでいいんです!
夕方
(母上が共同体会に「臨終がまだ長引くよ」って言って帰した後、聖なる小さな病人はすぐに言いました。)
ねえ、行きましょう!行きましょう!ああ!これ以上苦しまないなんて嫌ですよ!…
ああ!私は愛してます…。
「私の神様…私は…あなたを愛してます!」
その他 1
ゆっくり飲んでくださいね。
ああ、よく分かります…
(あと3日で
もう動けなくなるって!)
言い表せない笑顔
あなたの意志
9月15日
その他 2
(…)病気のある日、私が「あなたが私じゃなくて家族の栄光になってくれて嬉しいよ。あなたが昇る方が私自身の昇るより幸せだよ」って喜びを伝えたら、彼女は私を見て、しばらく黙った後、内なる闇に苦しむ魂の口調で、最大の苦悩の中でも真実の響きで私を貫くように言いました。
「持ってる人より、楽しむ人の方が多いんです…。」
「それは今、あなたが試練の中だからですよ。でも、天国では楽しめますよ。」って私が言うと、彼女が答えました。でも、それは天からの声みたいに思えました。
「それでも、同じですよって分かりますよ。」
それ以上は聞かなかったけど、彼女が喜びと希望に満たされてた素晴らしい聖人たちの交わり、「すべてが私のもの、すべてが私のため」っていうのが、私には全く理解できてませんでした。
その他 3
1
食べ物なんて考えることもできなくて、気持ち悪かったんです。でも今は動物みたいな欲があって、出されたものを全部食べちゃうんです。それがすごく恥ずかしいです。
8月
2
ああ!私の小さなジュヌヴィエーヴ姉妹、聖母に祈ってください。私、あなたが病気だったらすごく祈るのに、自分じゃお願いする勇気がないんです!
9月
3
私は右と左を見て、目で探すけど、私を知ってる人が誰もいないんです…。ただ泥棒がいて、彼は隠れてるんです!
4
もう聖母を見ても泣かずにはいられません。
7月
5
もう骨みたいになってますね。それが嬉しいんです!
(自分の手を見て)
6
私が去るのを悲しんでるなんて、なぜですか?だったら、私があなたを置いていくのを悲しむのが筋ですよね。でも、私はあなたを置いていくんじゃない、むしろもっと近くにいるって知ってるんです。
7
私の人生ずっと、何も手に持たなかったんです。死ぬ時に何か取っておくなんてありませんよ。
——ある姉妹が「死ぬ前に罪を償うために恐怖の時間が1時間あるかもね」って言いました。
「死の恐怖で罪を償うって…?それは濁った水くらいの力しかないですよ!だから、もしそんな恐怖があったら、私はそれを罪人たちのために優しい神様に捧げます。そして、それが慈悲の行為だから、その苦しみは他の人にとって水よりずっと強いものになりますよ。私を清めるのは、神の愛の火だけなんです。」
7月12日
8
(アカシアの小さな籠について、私にそれを片付けてって頼んだ時)
——地上の美しさを見て、私の魂は天を夢見ました。
9
(じゃあ、天国でより多くの魂を救うって信じてるんですか?
「はい、信じてますよ。証拠は、優しい神様が、私みたいに魂を救いたいって強く願ってる私を死なせるんですから…。」
10
(ある日、聖体拝領の後)
まるで2人の小さな子を一緒に置いたみたいで、小さな子たちは何も言いませんでした。でも、私、彼に少しだけ何か言ったけど、彼は答えてくれませんでした。多分、寝てたんでしょうね。
11
私がベッドで死ぬなんて思うと!闘技場で死にたかったです…。
12
私が死んだら、何も言いませんよ。アドバイスもしません。右に置かれても左に置かれても手伝いません。「こっちの方がいいね」って言われるかもだし、私のそばで火をつけても、何も言いませんよ。
13
優しい神様には、管理人に任せた庭があって、普通は許可なく果物を採らないんです。でも、優しい神様が、小さなブドウの房をすごく欲しがってて、管理人がくれないから、彼、それを盗っちゃうんです。
7月12日
(これは彼女の死についてで、母上が彼女に死ぬ許可を出すのを諦められなかったから。それ以来、彼女はイエズスを「泥棒」って呼んだんです。)
14
(ベビーのお祝い…。彼女はいつも贈り物をしてあげなきゃって言ってました…。)
15
私が旅立ったら、家族みたいな生活をしないように気をつけてくださいね。許可なく談話室のことを話さないで、許可を求めるのも、役に立つことで、楽しいことじゃない時だけにしてください。
16
(ある日、本棚の前にいた時)
——ああ!あの全部の本を読んでたら、すごく嫌だったでしょうね!
——どうしてですか?読んだらそれは得たものになるんだから、読むのを後悔するのは分かるけど、読んだことを後悔するなんて分からないですよ。
「もし読んでたら、頭を壊しちゃってたでしょうね。優しい神様をシンプルに愛するために使える貴重な時間を失ってたんです…。」
17
私は天国でじっとしてるつもりはないですよ。教会と魂のために働くのが私の望みで、優しい神様にお願いしてて、彼が聞いてくれるって確信してます。天使たちだって、神の顔を見続けて、愛の果てしない海に溺れながら、ずっと私たちの世話をしてるじゃないですか。どうしてイエズスが私にそれを許してくれないんでしょう?私が戦場をもう離れるとしても、それは休息したいっていう自分勝手な望みじゃないですよ。永遠の至福の考えは私の心をほとんど震わせません。長い間、苦しみが私の地上の天国で、少しも悲しみの混じらない喜びの国にどうやって慣れるか想像するのが難しいんです。イエズスが私の魂を変えて、楽しむ力を与えてくれなきゃ、永遠の喜びには耐えられないですよ。
(手紙からの抜粋)
18
私は、って彼女が言いました、苦しむ力はすごく大きくて、楽しむ力はとても小さかったんです。喜びは、例えば私の食欲を全部奪っちゃうけど、すごく悲しい日には4人分くらい食べました。みんなと逆だったんです。
19
今、私、頭が働かなくなったみたいに感じてます。
——大丈夫ですよ。優しい神様はあなたの気持ちを知ってます。謙虚で、幸せでいる限り大丈夫ですよ。
20
時計が鳴って、私がすぐ動かなかった時、彼女が言いました。
「あなたの小さな務めに行ってくださいね!」
そして言い直して、
「いいえ、あなたの小さな愛にですよ!」
また別の時、私が「働かなきゃ、イエズスが悲しむから」って言うと、彼女が答えました。
「いいえ、あなたが悲しむんですよ。彼は私たちのやり方で悲しむことなんてできません。でも、私たちができる限り彼に与えないのは、どれだけ悲しいことでしょう!」