そして 第三点ーーー世の中には、延々と繰り返される 不純な思考がたくさんある。
こうした 不純な思考は 火を生み出し、こうした不純な思考から出る煙は あなたの意識へと入り、あなたを 取り巻き、窒息死させる。
しかし、忘れてはいけない。純粋な思考の炎は まだいくつか燃えており、純粋な思考の波は まだいくらか生きづいている。
この暗い大洋の中に、まだ いくばくかの光源がある。
これらに 努めて近づきなさい。
これが わたしの言う サットサングだ。
この世は 非常に暗いが、真っ暗闇ではない。
いくつかのランプが燃えている。
たとえそれらが土でできていても、その芯が細くても、少なくとも 存在はしている。
努めて それに近づきなさい。
なぜなら、明かりの点されていないランプを 明かりの点ったランプのそばへ持っていくと、明かりの点ったランプの間近に あることによって、明かりの点されていないランプに 再び明かりが点る可能性は大いにあるからだ。
【真、善、美】を象徴する炎に、もっと近づきなさい。
その側に身を置きなさい。
そのような考え、そのような人々、そのような思考の波へと近づきなさい。
そこでは、あなたの ランプを点すことができる。
これは 三つの方法で可能だーーー純粋で真正な思考の側にあること、純粋で真正な人々の側にいること、そして もっとも重要で肝心なのは、自然の側にいることによってだ。
自然は 決して 不純な思考を持たない。
空を見るなら、空を見続けるなら、空は あなたの不純な思考を 揺り動かさないことに気づくだろう。
それどころか、空は 頭の中のゴミを 一掃してくれる。
空を 見ていると、それとひとつになったように感じることに気づくだろう。
滝を見たら、自分が 滝の一部になったような気がするだろう。
緑あふれる森にいると、自分も 樹木のひとつになったように感じるだろう。
(11に つづく)