OSHO Zen TAROT「Projections」[投影] (感情-7)
(解説書より転載)
このカードの 男性と 女性は 顔を合わせてはいますが、それでも、互いに 相手をはっきり見ることはできません。
自分の 心のなかに 作りあげたイメージを 投影し合い、自分が見ている 相手の ほんとうの顔を覆い隠しています。
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私たちは みな、自分で作った映画を まわりの状況や 人々に映し出すこと に熱中してしまいかねません。
それは、私たちが 自分の期待、欲望、評価に よく気づいていないときに起こります。
私たちは その責任を自分でとり、それを認めるのではなく、他人のせいにしようとします。
その投影が、極悪なものであろうと 神聖なものであろうと、不穏なものであろうと 安心感を いだかせるものであろうと、投影であることに 変わりはありませんーーー現実を あるがままに見るのを 妨げる雲なのです。
そこから抜け出す唯一の道は、そのゲームを はっきりと見抜くことです。
他人を 評価していることに 気づいたら、振り返ってみましょう。
あなたが 相手のなかに見ている ものは、ほんとうに あなた自身のものですか?
あなたの視界は 澄んでいますか?
自身が見たい と思っているもので 雲ってはいませんか?
・・・・・・・ ・・・ ・・・・・・・
(講話より…)
映画館で、あなたは スクリーンの方を見て、けっして 後ろは見ないーーー。
映写機は 後ろにある。 フイルムは 実際には スクリーン上にはない。
それは 闇と 光の投影にすぎない。
フイルムは まさに後ろにあるが、あなたは けっしてその方を見ない。
が、そこにこそ 映写機がある。
あなたの心(マインド)は、ことの全体の 背後にあり、その心が 映写機だ。
だが、あなたは いつも 相手の方を見る。
というのも、相手は スクリーンだからだ。
あなたが 愛していると、相手は たとえようもなく 美しく思える。
憎んでいると、その同じ人が もっとも醜く 思える。
が、同じ人が どうして もっとも醜くなりうるのか、そして、その同じ人が どうしてもっとも 美しくなりうるのか、あなたは そのことには けっして気づかない・・・・・・。
だから、真実に至る 唯一の道は、自分の 眼で どうやって じかに見るのか、心(マインド)の助けを どうやって落とすのか を学ぶことだ。
心の この仲介が 問題なのだ。
心には 夢を生み出すこと しかできないからだ・・・・・・。
あなたの 興奮を通して、その夢が 現実のように 見えてくる。
興奮しすぎたら、あなたは 酔ってしまう。
そうなったら、あなたは正気ではない。
そうなったら、あなたが見るものは すべて、あなたの 投影にすぎない。
しかも、世界は 心と同じ数だけある。
というのも、心は それぞれ自分自身の世界で 生きているからだ。
Osho,