百花魁(ひゃっかかい)とは、
梅の別称です。
この作品は 昨年亡くなった
篆刻家(てんこくか)の父の作品で
私に残してくれたものです。
それからもう一つの読み方があります。
百花魁(ひゃっかさきがけ)
新島襄(にいじまじょう)の漢詩、
寒梅から引用したもののようです。
詩吟かるたから 画像をお借りしています。
「庭上一寒梅
(庭上の一寒梅)
笑侵風雪開
(笑つて風雪を侵して開く)
不争又不力
(争はず又力(つと)めず)
自占百花魁
( 自(おのずか)ら
百花の魁(さきがけ)を占(し)む)
意味は以下のとおりです。
庭に美しい花をつけた
寒梅が一本ある。
まるで微笑むかのように厳しい風や雪に耐えて
花開いている。
別に他と争うでもなく、
又力むでもなく
自然に多くの花の魁となっている。
なんてステキな漢詩でしょう。
このように生きたいものだと思いました。
意味も素晴らしいけど、
魁(サキガケ)という言葉が
勇気をもたらしてくれます。
読み方は
ひゃっかかいでも ひゃっかさきがけでも
どちらでも良いのですが、
一輪の梅の花を気取って、
このブログではひゃっかかいにしています。
最後まで読んでくださって、
ありがとうございました
追伸:昨年亡くなった父のことを本に書いています。
Amazonで電子書籍を出版しています。