認知症のおばあさん

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今日は新しく引き受けることになった老人ホームに往診にいってきました


そこは預託金が数千万もするので、やっぱりゴージャスです　＾＾；


外に出るのに3重くらい’解錠’操作を行わなければならず

セキュリティもすごい


今月入ったおばあちゃんもすごくお上品な方でお化粧もバッチリ


一見ボケてるとは思えません



わたしが「どうですか？もうここでは落ち着かれましたか？」と尋ねると


「そうねえ・・・ここに来たのはいつだったっけ・・？」とナースに

（「今月なんすけど・・・＾＾；」）



女性の’ボケ’の判断にお化粧がある


ボケたおばあさんはだんだんアイラインがこどもの落書きみたいになってくる


今日診た方はお化粧は完璧


でも、今月入ったばかりだということをもう忘れていた


思わずナースと顔を見合わせた




その次いった方はもう何年にもなる付き合いだ


はじめ若年性のアルツハイマーで看ることになったが、最近ボケの進行が落ち着いてきた


認知症といっても、いろんなパターン、タイムコースがある


そのおばあさんはわたしが血圧計を差し出すと、

毎回わたしの手や血圧計を食べようとする


自分の目の前にもってこられるものは


すべて’食べ物’に思うらしい


こどもはおらず

一応後見人の方ともまだ元気なときに折り合いが悪かったそうだ


だから、だれもお見舞いに来ない



みなさんもいまの日本の問題について考えてほしい








クズ家屋が横に来なければ、

本来こういうテーマをわたしはどんどん出すつもりだったのですが・・・







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