囲碁とロック

好きなことについて

結局、囲碁計算機とは何なのか。(その3・囲碁すると出力)

2020-05-18 00:10:09 | 囲碁計算機

その1 きっかけ

その2 初の成立

 

こんにちは、囲碁アートの関です。

 

こちら、足し算の囲碁計算機

数字が置いてあるところに、黒石を置いて

 

(1+2の展開)

黒石が白に取られて、

結果として「白3目勝ち」になる

 

・・・というものでした。

 

しかし、世界中から「ほんとに・・・?」の声が聞こえてくるようですので確かめてみましょう。

囲碁の勝負がどのように決まるのかを見ていきます。

 

まず、例として小さい碁盤で。

囲碁は、「もう自分の陣地が増えない・相手の陣地が減らない」となったら終わりなんです。

(陣地の大きさで勝負してるわけですから)

もう頑張っても得しない瞬間がいずれ訪れますが、それがこの形。

 

そうなったら、陣地を数えるのですが

1、白黒のあいだの、どちらの陣地でもない場所を埋めていく

2、取った石を相手の陣地のなかに埋める

ということをします。

上の黒△の石も、もう取れたものとして扱います。

 

黒1と白2が、「どちらの陣地でもない場所」

国境線上にある、人が住めない場所・・・みたいなものでしょうか?

これを「ダメ」といいます。「駄目」です。

(日本語でふつうに使う「だめ」は、囲碁が由来みたいですよ)

 

さて、このとき黒△が取られちゃいそうなので

黒3、しっかりつないでおきます。

 

逆に白がくると、このように取られちゃいますね。

こうなると眠れなくなるのでご注意ください

 

白の中に、もう助からない黒石がひとつありましたので、

このように埋めます。

黒の陣地は左側に「5」

白の陣地は右上に「6」

白の1目勝ちとなりました。

 

 

右上の黒石は、もし黒1と頑張っても

 

その上に白が置いてきて、結局取られちゃいます。

 

 

さて、いよいよ計算機なのですが

それぞれ▲のところを処理したあと、まだいろいろ置ける場所があります。

もっとスッキリした形にできれば、もっとよかったのですが

仕組み上、どうしても仕方ありません泣

でも、囲碁の陣地に慣れると

「あ、もう終わりだな」「もう増えないな」と見えてくるものです。

 

黒1、白2のところをはじめ、お互いが置いている場所がすべて、陣地じゃない場所です。

途中、黒3・7や白6、12は、石を取られないための守り。

陣地っぽいところでしたが、このように最後には埋まっちゃう場合もあります。

 

こうなりました。

さて、今度は取れている石を見ていきます。

真ん中、白▲は、周りを黒の鉄壁に囲まれており、

もう逃げられません・・・。

こんなにたくさんあっても、取られているんですね。

白の陣地に埋めてみました。

白は、7目となりました。

 

今回は途中で、黒石が7つ取られました。

実際の囲碁では、碁石の入れ物のフタ

に、取った石を入れるので、失くすことはありません。

 

ということで、埋めます。

黒の残った陣地は「4目」

 

 

白は7目、黒は4目

 

・・・白は7目、黒は4目

 

 

 

3目勝ちだ!!!!!!!

 

 

 

こうして、1+2=3が証明されたのであった・・・!

 

 

 

 

というのも、最初に置く数字の場所によって

・取られる黒石の数

・白の陣地の数

が違ってくるから、このような仕組みにできるのです。

 

ぜひ、ほかの数のときにどうなるかも

チャレンジしてみてください!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿