どうも囲碁アートの関です。
ブログの名前、「囲碁とロック」
マニアとまでいかないですが、音楽好きです
だいたいどこでも音楽を聴くわけですが、私にとって必然的に問題となるのが
「囲碁に最も合うアルバムは何か??」
となります。
勉強中。囲碁大会に向かう朝の電車の中。
もちろん対局中には無理ですが、もし聴いてたら強くなれるもの。
今のところの答え
「Thee Michelle Gun Elephant 『Chicken Zombies』(の最初の4曲)」※
となりました!!
ひとつ前の『High Time』も大好きですが、ちょっと爽やか
ひとつ後の代表的な名盤『Gear Blues』↑ は、ちょっと重厚
『Chicken Zombies』の突き抜けた明るさとテンション
それでいて肉を裂く獣のような凶暴な感じ
この感じで囲碁に臨むのが、大変望ましい
のです。
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そもそも囲碁の紹介がまだでした。
黒・白に分かれて、石を置いていき
自分の色の石で作った陣地が広いほうが勝ち。
たとえば、このようになったら・・・
〇のところが黒の陣地です。14あります。
▲のところが白の陣地です。こちらも14。
こうなったら引き分けです(囲碁アートは最後にこうなるわけですね)
と、これだけだとめっちゃ穏やかなゲームなんですけど
石から出てる線を全部ふさぐと、取れます。
左上の形から、右下▲に黒を置くと
白の一個を取ることができます。
(さらに石を取られると、その数のぶん自分の陣地が狭くなるペナルティーもあり、それも超でかい。)
石で陣地を作るのに、その石が取られちゃったら、相手がどんどん入り込んでくる
自分と相手で陣地を取り合うということは、石同士のぶつかり合い、殺し合い
実際には常に火花が散っており、内心のテンションが爆上げになっていくゲームなのです・・・!
さて、なぜミッシェルなのか。
たとえばこんな場面があったとします。
もうだいぶ後半なんですが、いまは陣地どうでしょう
そう、黒がだいぶ広いのです。
いちおう数えてみると、黒の陣地の〇は15
白の陣地の▲は、わずかに7
このままだと、黒が勝ってしまう・・・
しかし!!
これがチキンゾンビーズの一手といえます。
黒の陣地を作っている石を、食い破ってしまおうということです。
白1の両隣の黒、危なくなってます
下のほうを黒2なら、上のほうを白3
かといって上のほうを黒2で防いでも、白3で取れる!!
こうなりました。
右のほうから白の軍勢がどしどし侵入し
黒の陣地は、ワンパンでこっぱみじんに・・・!
これ快感なんですよ。ぜひ味わってほしい。生きがいレベル。
このあと、上下の黒たちも取れちゃうかも知れません。
白が大逆転、大勝となります。
Chicken Zombiesの
明るく突き抜けた感じは、陣地を広げるときの気持ちの大きさ、前向きさ
相手に噛み付く凶暴性は、いざとなったら一気に攻める勢い
これら囲碁に必要な要素を同時に満たす、理想的な名盤なのです。
もちろん囲碁に限らず、何か本番に臨むときに「うおおおおおおおおおお!!」ってなるので、聴いてみてくださいね~~!
※個人的には、アルバムの最後まで聴くとなんか締まっちゃうので、大会前は4曲目くらいで止めると調子よいです。これから始まっていく感じ。
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