伊方原発の廃炉のために

2006年から「伊方原発のプルサーマル問題」として続けてきましたが、伊方原発の廃炉のために、に15年に改名しました。

はじめまして

2005-10-17 21:05:05 | 雑記
伊方原発
 四国から九州方向に鋭く突きだした佐田岬(さだみさき)半島の付け根に、北の伊予灘(いよなだ)に面して伊方(いかた)原発が初めて作られてからはや29年。

 源平合戦をはじめとして歴史のゆりかごとなってきたおだやかな内海、瀬戸内海に唯一建てられたこの原子力発電所も老朽化が進み、これからますます大事故が危ぶまれる時期に入っていきます。

プルサーマルはゴミ処理政策破綻のツケ回し
 おりしも、高速増殖炉「もんじゅ」の事故で核燃料サイクル推進という国策が行き詰まりました。それでも核燃料再処理工場をなんとしても運転し始めなければ、原発からの核のゴミ搬入の名目が立たなくなり、各地の原発を止めなければならなくなることから、むりにも余剰プルトニウムを「活用」するための「プルサーマル燃料の導入」という手段が緊急避難的に進められるようになりました。

●一周遅れのトップ?ランナー
 ところが、2002年には東電が原発の欠陥隠しでコケ、2004年には関電の原発で人身事故を起こし、中部電力も危険な水素爆発の事故やら社長の不祥事などもあって、普段なら大手電力会社の後から恐る恐る進むはずの四国電力がプルサーマル燃料導入の一番乗りになろうかという状態になってしまいました。

 電力会社もへっぴり腰でやってるに違いありませんが、反対派としてもいったいなんのことやら状態から運動をはじめなければなりません。
とりあえず全国の反対運動の仲間たち、先生方からかき集めた資料をいろいろ読みこなして、分からないことは政府にも電力会社にもぶつけて行きつつ、県民の声を起こしていこうとしています。

そういった現在の状況を歴史に残すために、本ブログに資料を上げていきます。

後日記:まずは、全体的な解説の紹介をしておきます。
「プルサーマルと核のゴミ」小出裕章


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4 コメント

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はじめましてチェルノブログと申します (チェルノブログ)
2005-10-18 22:33:51
TBありがとうございます。

伊方原発と言えば、17年ぐらい前だったでしょうか

『出力調整実験』反対運動を思い出します。

ブルーハーツがコンサートで言及したりして、

若者の間でも少しはもりあがったと思います。



今はどうでしょうか。とんでもない政権ができてしまい

ますます原子力推進の方向に行っています。

でもプルサーマルや再処理はどうしても許すことは

できません。(原発ももちろん反対ですが)



小さい力かもしれませんが、これからも脱原発のために

活動します。よろしくお願いします。

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Unknown (伊方No Plu田丸)
2005-10-19 10:37:01
 チェルノブログさん、どうもトラックバックのお返しをありがとうございます。

 伊方/高松のたたかいの頃の話ですね。電力会社にちゃんと安全運転をさせる圧力にあの頃の動きがなったのかというと、関西電力の事故をみていても疑問ですよね。



 本当にevacuationの起こるような大事故を起こすまでは、彼らは懲りないとも思います。

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プルサーマル計画 (Chobi)
2005-11-06 11:49:51
こんにちは。

愛媛県は、報道によると、伊方原発3号機でのプルサーマル計画に賛成のようですね。

原発立地地域には、補助金が転がり込むので、それも目当てでしょう。

国のやり方は、あめとムチを使い分けて、プルサーマル計画の実施に必至です。

税金の無駄使いだと思います。
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Chobiさんどうも (伊方No Plu田丸)
2005-11-06 14:27:47
 国のやり方について。

 昨年は1年ほど原子力長期計画の見直しをするかのように見せて審議会でもやりとりがされてましたが、結局なにも変わろうとはしませんでしたよね。

 経産省の中での路線の対立があったやに聞きますが、どうなんでしょう。

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