肝心の民主党さんも自民党さんと同じく事実上の回答拒否なのでしょうか?
まずは、発表の案内状から。
---
8月16日
## 新聞社御中
ご多忙中恐れ入ります。
私たち 原発さよならえひめネットワークは、2009年衆議院議員選挙にあたり、県民にとって深刻な伊方原発プルサーマル計画について、8月5日現在立候補を表明しておられる各候補者がどのような意見をもっておられるかをお聞きし、投票の参考にしたいと別紙の質問状を送りました。
再三の回答を依頼した結果は、これが浜岡原発の静岡・玄海原発の佐賀とともに日本初のプルサーマルを導入しようとしている県から選出されようとしている候補者かと、2・3名を除いてその無関心・不勉強振りに驚くばかりです。
特に 政権交代を掲げている民主党は、おそらくマニフェストからエネルギー政策の部分を切り抜いたものを添付しただけで、プルサーマルには全く触れていません。県民の不安にこたえる意思も能力もないと判断せざるを得ません。
このような状況を何とぞ御社でとり上げていただき県民の目にふれるようお願い申し上げます。
原発さよならえひめネットワーク
古茂田知子
----
(というわけで回答には民主党さんの項目はありません。)
以下、回答をまとめた文章をそのまま転載です。
----
2009年衆議院議員候補者アンケート質問及び回答
【質問事項】
1.原発だけではなく、およそ私たちの生活や環境に影響を与える技術は、「安全が証明されたものでない限り、実施は許されない」と考えますが、ご見解は。
回答
1区 田中かつひこ 賛成
理由 航空機からフグ料理に至るまで人類が長期間技術をみがくなかで安全を証明しながら前進してきました。
1区 谷村耕治郎 どちらともいえない
理由 新しいクリーンエネルギーの開発は急ぐべきだと考えています。
2区 岡平知子 どちらともいえない
理由 人間の欲望によって人類の生活は限りなく進歩してきましたが自然や生態系、生活環境の破壊、汚染などの課題・現実を抱えています。新技術の「安全」は完全には証明・予測不可能なのではないでしょうか。
可能な限り安全を証明し、大きな争点のある問題に対しては十分な国際的合意・国民的合意を図り子どもたちに継承していく共生型・循環型の持続可能な社会システムの構築をめざすべきと考えます。
2.加戸愛媛県知事は高レベル放射性廃棄物処分場計画の問題でも「国策」に追従する意向を示してきましたが、この愛媛県知事の論理を受け入れるなら、行き場のない使用済みMOX燃料も、同じく原発敷地内での永久貯蔵を進めよう、となりかねません。
この論理についてのご見解は
回答
1区 田中かつひこ 反対
理由 国策に従っておればよいという時代は過去のものになっています。分権の時代こそ自治体の責任は大きいはずです。
1区 谷村耕治郎 どちらともいえない
理由 第三の道を模索すべきと考えています。
2区 岡平知子 反対
理由 原子力発電にともなって必ず生じる放射性廃棄物の処分方法について、いまだ結論が得られていないまま「国策」となっていることに問題はあります。行き場のない使用済MOX燃料の処分方法について、「2010年頃から検討を開始する」という説明だけでは、処分方法について、十分な説明がなされているとは思いません。この問題について、国が最終的な責任を持つべきだと考えます。
3.使用済みMOX燃料の安全な処理方法は、現時点では確立していません。したがって、伊ないのです。方原発においても、予防原則の立場から、使用済みMOX燃料を発生させるMOX燃料の炉内装荷を行うべきではないと考えますが、ご見解は。
回答
1区 田中かつひこ 賛成
理由 それにとどまらず、国産MOX燃料製造のためプルトニウム分離の際の高濃度廃棄物の処理も処理場の確保も行き詰まっており、プルサーマル前後に展望がないのです。
1区 谷村耕治郎 どちらとも言えない
理由 安全な処理方法を確立すべきと思います。
2区 岡平知子 賛成
理由 使用済MOX燃料の安全な処理方法が確立しておらず、電気事業連合会の全体的な計画も延期された今、急いで伊方原発で、今のウラン燃料より危険性の大きいMOX燃料の炉内装荷を行うことには反対です。まずムダの多い電力消費を見直し、省エネを徹底するとともに、原子力発電に依存したベース電源を置き換えるよう、太陽光発電、風力発電、バイオマスなどの環境にやさしい自然エネルギーの普及促進をすべきと考えます。
4, 六ヶ所再処理工場はガラス固化で行き詰まり、また、高速増殖炉の原型炉「もんじゅ」の運転再開の目途はまったく立っていません。ところが、使用済みMOX燃料の処理方策の国による検討開始は、まさに六ヶ所再処理や「もんじゅ」の進捗を前提にしています。(松江市への資源エネルギー庁からの回答 08年12月)これに鑑みれば、プルサーマルは凍結すべきと考えますが、ご見解は。
回答
1区 田中かつひこ 賛成
理由 プルサーマルは、元来ウラン燃料用に製造された原発でMOX燃料を用いる危険な「実験台」であり、採算の点からも最近明らかになったように、ウラン燃料 1体 1~2億に対しMOX燃料 1体 9億円と高額のくせに発電量は8割どまりと、どの面からみてもやるべきでないと考えます。凍結というより中止・禁止です。
1区 谷村耕治郎 どちらともいえない
理由 プルサーマルについては勉強不足で明確な回答はできかねますが、いずれにしても、政府として、安全な
クリーンエネルギーを早急に開発していかねばならないと考えています。
2区 岡平知子 賛成
理由 仮に高速増殖炉開発がうまくいっても、2100年にやっと 1%程度の電気がまかなえるだけで、そのための巨額の開発費用を今の国の厳しい財政の中で、捻出するのには国民的な合意が得られないのではないでしょうか。
プルトニウムを利用するプルサーマルは、現段階では凍結すべきと考えます。
(注) 2区 岡平知子氏の回答理由は、長文のため要約しました。
---
これだけではいかにも足りないので、愛媛県の選挙関連のリンクを紹介しておきましょう。
JanJanザ・選挙の、愛媛県内候補者のページ
また、県内の候補者に関する他の市民団体などからのアンケートも探してみました。
・性的マイノリティに関する政策アンケート調査プロジェクト
http://blogs.yahoo.co.jp/project_gl05
・メイク・ザ・ルールキャンペーン
http://www.maketherule.jp/check/38.html
まずは、発表の案内状から。
---
8月16日
## 新聞社御中
ご多忙中恐れ入ります。
私たち 原発さよならえひめネットワークは、2009年衆議院議員選挙にあたり、県民にとって深刻な伊方原発プルサーマル計画について、8月5日現在立候補を表明しておられる各候補者がどのような意見をもっておられるかをお聞きし、投票の参考にしたいと別紙の質問状を送りました。
再三の回答を依頼した結果は、これが浜岡原発の静岡・玄海原発の佐賀とともに日本初のプルサーマルを導入しようとしている県から選出されようとしている候補者かと、2・3名を除いてその無関心・不勉強振りに驚くばかりです。
特に 政権交代を掲げている民主党は、おそらくマニフェストからエネルギー政策の部分を切り抜いたものを添付しただけで、プルサーマルには全く触れていません。県民の不安にこたえる意思も能力もないと判断せざるを得ません。
このような状況を何とぞ御社でとり上げていただき県民の目にふれるようお願い申し上げます。
原発さよならえひめネットワーク
古茂田知子
----
(というわけで回答には民主党さんの項目はありません。)
以下、回答をまとめた文章をそのまま転載です。
----
2009年衆議院議員候補者アンケート質問及び回答
【質問事項】
1.原発だけではなく、およそ私たちの生活や環境に影響を与える技術は、「安全が証明されたものでない限り、実施は許されない」と考えますが、ご見解は。
回答
1区 田中かつひこ 賛成
理由 航空機からフグ料理に至るまで人類が長期間技術をみがくなかで安全を証明しながら前進してきました。
1区 谷村耕治郎 どちらともいえない
理由 新しいクリーンエネルギーの開発は急ぐべきだと考えています。
2区 岡平知子 どちらともいえない
理由 人間の欲望によって人類の生活は限りなく進歩してきましたが自然や生態系、生活環境の破壊、汚染などの課題・現実を抱えています。新技術の「安全」は完全には証明・予測不可能なのではないでしょうか。
可能な限り安全を証明し、大きな争点のある問題に対しては十分な国際的合意・国民的合意を図り子どもたちに継承していく共生型・循環型の持続可能な社会システムの構築をめざすべきと考えます。
2.加戸愛媛県知事は高レベル放射性廃棄物処分場計画の問題でも「国策」に追従する意向を示してきましたが、この愛媛県知事の論理を受け入れるなら、行き場のない使用済みMOX燃料も、同じく原発敷地内での永久貯蔵を進めよう、となりかねません。
この論理についてのご見解は
回答
1区 田中かつひこ 反対
理由 国策に従っておればよいという時代は過去のものになっています。分権の時代こそ自治体の責任は大きいはずです。
1区 谷村耕治郎 どちらともいえない
理由 第三の道を模索すべきと考えています。
2区 岡平知子 反対
理由 原子力発電にともなって必ず生じる放射性廃棄物の処分方法について、いまだ結論が得られていないまま「国策」となっていることに問題はあります。行き場のない使用済MOX燃料の処分方法について、「2010年頃から検討を開始する」という説明だけでは、処分方法について、十分な説明がなされているとは思いません。この問題について、国が最終的な責任を持つべきだと考えます。
3.使用済みMOX燃料の安全な処理方法は、現時点では確立していません。したがって、伊ないのです。方原発においても、予防原則の立場から、使用済みMOX燃料を発生させるMOX燃料の炉内装荷を行うべきではないと考えますが、ご見解は。
回答
1区 田中かつひこ 賛成
理由 それにとどまらず、国産MOX燃料製造のためプルトニウム分離の際の高濃度廃棄物の処理も処理場の確保も行き詰まっており、プルサーマル前後に展望がないのです。
1区 谷村耕治郎 どちらとも言えない
理由 安全な処理方法を確立すべきと思います。
2区 岡平知子 賛成
理由 使用済MOX燃料の安全な処理方法が確立しておらず、電気事業連合会の全体的な計画も延期された今、急いで伊方原発で、今のウラン燃料より危険性の大きいMOX燃料の炉内装荷を行うことには反対です。まずムダの多い電力消費を見直し、省エネを徹底するとともに、原子力発電に依存したベース電源を置き換えるよう、太陽光発電、風力発電、バイオマスなどの環境にやさしい自然エネルギーの普及促進をすべきと考えます。
4, 六ヶ所再処理工場はガラス固化で行き詰まり、また、高速増殖炉の原型炉「もんじゅ」の運転再開の目途はまったく立っていません。ところが、使用済みMOX燃料の処理方策の国による検討開始は、まさに六ヶ所再処理や「もんじゅ」の進捗を前提にしています。(松江市への資源エネルギー庁からの回答 08年12月)これに鑑みれば、プルサーマルは凍結すべきと考えますが、ご見解は。
回答
1区 田中かつひこ 賛成
理由 プルサーマルは、元来ウラン燃料用に製造された原発でMOX燃料を用いる危険な「実験台」であり、採算の点からも最近明らかになったように、ウラン燃料 1体 1~2億に対しMOX燃料 1体 9億円と高額のくせに発電量は8割どまりと、どの面からみてもやるべきでないと考えます。凍結というより中止・禁止です。
1区 谷村耕治郎 どちらともいえない
理由 プルサーマルについては勉強不足で明確な回答はできかねますが、いずれにしても、政府として、安全な
クリーンエネルギーを早急に開発していかねばならないと考えています。
2区 岡平知子 賛成
理由 仮に高速増殖炉開発がうまくいっても、2100年にやっと 1%程度の電気がまかなえるだけで、そのための巨額の開発費用を今の国の厳しい財政の中で、捻出するのには国民的な合意が得られないのではないでしょうか。
プルトニウムを利用するプルサーマルは、現段階では凍結すべきと考えます。
(注) 2区 岡平知子氏の回答理由は、長文のため要約しました。
---
これだけではいかにも足りないので、愛媛県の選挙関連のリンクを紹介しておきましょう。
JanJanザ・選挙の、愛媛県内候補者のページ
また、県内の候補者に関する他の市民団体などからのアンケートも探してみました。
・性的マイノリティに関する政策アンケート調査プロジェクト
http://blogs.yahoo.co.jp/project_gl05
・メイク・ザ・ルールキャンペーン
http://www.maketherule.jp/check/38.html
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます