IWJとニコニコ動画で中継していました。
IWJ:2012.6.22飯田てつなり氏山口県知事選出馬表明
テープ起こしの元はニコニコ動画の方です。途中で集中力が欠けて雑なメモ状態になっていることをお詫びします。
伊方原発の再稼働問題について、「被害地元」のアクターとして関わる意向を表明しているところが、大きな希望かと思います。
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飯田てつなり(山口県知事選立候補予定者)決意表明から
…八つの柱として8項目掲げています。
特にエネルギー維新のところですね。
これはさきほどから申し上げている、エネルギーをしっかりシフトをしていくところに焦点があって。
この間、いろいろ報道されるときの私の形容詞に脱原発と最初についちゃうのですが、脱原発はあたりまえの話なので、形容詞は「エネルギーシフト」とつけていただくと誤解がないんじゃないかなと思います。
ただし、原子力については、基本的に市場メカニズムと民主主義この二つによって行く末を決めていくというのが私の哲学。
山口県では、県民の生命財産そして経済を預かる行政の長として、もちろん上関原発の問題もあるわけですが、向かい側にある伊方原発の再稼働問題、あるいはおそらく西風が卓越しているということから考えると玄海原発の再稼働問題。
これに関しては、この間大阪府・市で検討してきた、まさに被害地元という観点から当然検討していかなければいけない課題と考えている。
同時に山口県は中国電力の最大株主という観点から、島根原発のあり方についても、当然、株主の責任として考えていくと。
元々、原子力工学学んで、原子力産業そして原子力安全委員会と電事連の仕事をしてきましたので、裏と問題点は大体分かっているつもり。
最大の問題は使用済み燃料の問題。仮に再稼働したところで、核燃料サイクルは破綻していますし、もうやるべきではない。
使用済み燃料のプールが日本中で完全にふんづまり、再稼働したところで数年で行き詰まってしまう。使用済み核燃料は、10万年先の子孫に負担を残すような、使用済み燃料の問題の合意を抜きにして、脱原発をどうしていくのか、合意はない。
先週、大阪府市の最後の仕事として提案した、再稼働ニューディール。
これは使用済み燃料の総量規制を、国と電力会社、あるいは都市と地方自治体でそれを合意する以外に、脱原発というか、原子力の行く末を合意する方法はないのではないかということで、これは立場を超えて私はずっと提案していることでこれは一つの中心になっていくだろう。
しかし焦点はやはり新しく作っていくほうですから、「エネルギーシフト」の飯田てつなりでお願いします。
…
読売新聞高橋)
上関原発計画は中止あるいは白紙撤回か?
特別顧問を務めていた、橋下氏、維新の会との連携応援は?
飯田)
上関原発については、山口県の関わりとしては、公有水面の埋め立て許可期限が迫っている、これについては日時を延長しないという方針を出されている、私もそれを踏襲すること。
上関長く関わっておりまして、批判派の方々はほとんど存じ上げている。祝島にもなんども月に一回くらい訪問。祝島の賑わい、それから田の浦、奇跡の海と言われている、あそこを埋め立てするのは金のがちょうを絞め殺すこと。そこに埋め立てするということは、たとえ原子力なくなって火力であっても私はありえないと。
推進派の方とも、話をしておりまして、40年ぶりの母方従姉妹が推進派の中心に嫁入りも。地域の苦悩、困難を受け止めておりまして、推進反対という問題ではない、地域が分断され、進める側も苦しく、反対側も追い詰められているを再生する現実的プログラムが重要。
田の浦の奇跡の海を生かしていく。エコツアーの船を出す…、祝島でもすでに自然エネルキーの町作りが始まっていますし、上関側でもできる。外側から降ってくる開発のあり方ではなくて、自分たちで自分たちの経済を地域循環、その方向性を、まずはいろんな歴史のいきさつあるでしょうから、顔を合わせながらスタートする。
仮に私が知事になった後、最初に訪れたいのは上関。
橋下市長について。
先週、辞任をするということで、ごあいさつにうかがった。
維新の会は政治団体で、私は大阪不都市の行政職としての特別顧問として、協力も要請されていないし。
関係では、知事も市長もほんとによくやっていただいた。この間、2月にスタートして、6月まで実際に再稼働を食い止めていたのはあの活動で、後一歩まで追い詰めた。
政治的には、限定再稼働ということで軸足がぶれてしまったが、少なくとも電力需給の観点については、問題無いという結論を出せたというのが私の解釈。
また大阪府市の再稼働8条件が京都・滋賀県の7条件、原発ゼロの会の8条件につながった。枝野経産大臣の必要性、安全性の議論に真っ向から否定をする論拠はできた。
政治に関して言えば、あらゆる政党からは支援支持をうけない。維新の会は国政を考えておられるので、地方選に関与することがないのは当然。仮に知事職となった場合には、これまでの活動、同じ方向を向いているので、連携をやっていこうと。
横田一記者)
橋下市長の敗北宣言、秋まで一時休止したことがある、からこそ、代わりに山口県から中央政府の逆回転を止めようという想いがあっての出馬か?
飯田)
そこまで簡単にいくとは思えないんですね。この選挙戦の最中も、伊方の再稼働と玄海の再稼働、それから上関はそんなに大きな焦点にはならないと思いますが、中国電力が原子力をどうしていくのかということがそれなりに大きな論点と。
その部分が、かりに知事職になって以降の、伊方、玄海はそんな短期間で再稼働は無理なので、秋以降の議論となると思いますが。
大飯が再稼働した後、山口孤軍奮闘でそんなに簡単にできることではないので、ただ、こういう動きが、そもそも国民の8割は脱原発を支持していますし、この間の再稼働に向けた動きがあまりにもでたらめなので、国民は怒っているわけですね。
予期しない動きがどんどん出てきて、なんとはなしに原発依存の方向にどよんともどりつつある空気が、見えない変化が起こることに期待をして、期待というか可能性があるかもしれないな、と思っています。
メインはやはり、そのためだけにこんなドラスチックなことにチャレンジできないので、山口を、ほんとうに日本の世界のモデルになる良いものを作りたいというのが最大の焦点でですね、良いものを作っていく方側をやっていかないと、みんな反対運動だけでは結局疲れてしまうので、これまで5年10年あるいは20年掛かる仕事かと思いますが、そこの方がむしろ中心ですね。
朝日新聞)
仮に知事になった場合、株主としての議決権の行使をされるかどうか、伊方玄海、再稼働をしないことを求めていくということになるんでしょうか。
飯田)
もちろん株主としての議決権、大阪で一通り議論しましたので方向一緒、関電は中国よりはるかに大きいんですが、東京電力ですら、事実上事故を起こした瞬間に会社が瞬間蒸発してしまうわけです。
純経済的にみて危ないだろうという部分と、長期的な利益という面では、なぜ山口県株を持っているのか、山口県が今持っていることの意味、それは長期的な県民の利益になるということから、議決権を行使することもあるだろうが、県民のみなさんと議論しながら進めていきたい。
再稼働に関しては、伊方玄海の再稼働に関しては、滋賀の嘉田知事が提起された、被害地元という概念、これが大飯では概念が薄れて、供給地元となっているが、これは違うんですね。福島の事故を見てもはっきりしますが、被害を受ける側が安全を要求する権利が、生命財産権として、当然ある。
それに基づいて当然、しかるべき要求をする、それは県民のみなさんと議論する。
ただそれは止めるために止めるんじゃなくて、こういう条件を満足してくださいね、再稼働するのなら。こういう条件を満たしてくださいね。安全性、必要性、それから最終的に核のゴミを含めて出口をどうするのか、を答えさせる。
これもやはり県民の皆さんと議論しながら、それを四国電力九州電力、国に対してきちんと要求をしていくということに当然なっていくと思います。
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