顔ぶれを見る限り閣僚一人一人の実力はありそう。
与謝野官房長、桝添厚労相、増田総務相はヒットか。
しかし、増田さん地方改革はともかく、郵政民営化担当、放送担当、はたしてやれるか?タスクが多すぎる感じ。また自民倒置法政策との整合性も課題に。
もっとも懸念は、そこにはない。
安倍政権、改革路線の転換を図ろうとしているのではないかと思われること。いや図ろうとしている、というよりも、改革路線が換骨奪胎されるのをとどめる力はないのでは、ということ。
小泉さんとの大きな違い。
加藤寛さんが、安倍さんから経済政策の定見を伺ったことはない、と突き放していた。
特に諮問会議。規制改革会議が心配。
05年の与謝野さんの諮問会議担当相としての手腕は高く評価される。
それも、中川・竹中・小泉がいて、反対に谷垣がいたから。麻布の仲も良かったせい。
今回、与謝野さんが入って、安倍さんがいて太田さんにこの役割できるか?
経済関係、特に留任した方々はこれ前もよく分からなかったが今後も明確な指針や能力発揮がなされることはなさそうだ。
今後、民間議員の意見が全く無視されるケースも出てくるのではないか?
そうなれば、諮問会議は、改革のエンジンからはずれる可能性も、、、
すでにその傾向は、第1次安倍政官でも出ていただけに、懸念は大きい。
むしろ、エネルギーは対民主党になってしまうのだろう。民主党とは、対話路線になりそう。これはこれで、第1次の安倍内閣があまりに傲岸不遜だっただけに民主主義にとっては良いこと。それだけに改革が後退する可能性は否めない。
むしろ民主党の改革派がどうでるのか楽しみではある。
このような選挙結果が出て思うことは、社会の常識と言ってはばからないことがどんどんくづれていく点だ。議論の前提が前提ではなくなっていくおもしろさがある。
あれほど強気に品目横断を語っていた農水省、、少々弱気になってるのではないか?
だいたいうまく説明できない仕組みだ。説明できても本当に分かってもらってるのか否か難しい仕組みだ。
現場の農業経営者を確定する方式がないから、規模を明確にしたのは良かったとしても、それがいらざる反発を受けた。しかも肝心の認定農業者を排除する動きまででてしまった。相手は、60歳以上の老人がほとんど。
わかりやすくなければ話にならないのだ。官僚がデスクワークで作った、国際整合性を持った仕組みの評判は必ずしも良くはない。
民主党が良いとは言わないが、そうした反省がやっと農水省にも届きかけているのがいい。
二大政党制のおかげか。
遠藤武彦先生。やっと大臣におなりになったが、以外と私は期待している。
本人は、いやがってるようだが、農協共済会長や農協理事という、こてこての農水族だが、結構現実感覚があり、国際化に対応したわが国農業の体質改善にも、現場感覚を持っている。期待しておこう。
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愛
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