審査委員長を務めたが、実に22人の応募があって、3日はプレゼント審査でほぼ丸一日かかってしまった。
我が国の農業は、三つの呪縛(1次産業衰退産業、零細規模弱小論、家族経営限界論)からの脱却が必要、
そのためには、
顧客志向、経営手法、それにビジネスモデルの三つがあれば良い、と主張している。それだけに、今回は日本の農業にどれだけビジネスモデルを意識している経営者がいるか、楽しみにしていた。
大賞は鹿児島の「さかうえ」の代取社長坂上隆さんがとった。
この経営、粗放農業のあり様を示唆していて我が国の農業成長にとっては実に有意義。後日紹介するが、大賞は100万円を取得。
坂上君、確信犯と言い続けている。
木内君の1年後輩。
この世代の農業経営者は良い。
昨日(14日)は、プレゼン・審査から10日ほどたってしまったが、22件の審査講評を書くに当たって、銀座の会議室で缶詰めに、、。
昆さん、日経新聞の樫原さんとの鼎談の格好になって「農業経営者」5月号に載る予定、、。
本当に良い農業経営者が集まりだした。
他方稲作単作の地帯はしがらみが多く大変そうだ。
33haの稲作経営で、生産調整もせず黒字を出してる「ナリミツ農園」も参考になると思ったが、成田君、経営内容よりも、長渕剛とのコラボレーション中心のプレゼンをしたので経営内容がよくわからなかった。
とはいえ、6日「東北土の会」で会ったのだが、じっくり話ができなかったのが残念。
大規模経営はむしろ生産調整をした方が、労働配分や所得面でも良いのだが、あえて、稲作100%経営というのは、所得は市場から得ると考えるか、財政からと考えるかで姿勢が違っているのだろう。
ウクライナで土地利用型農業に取り組んでる木村さんも出席。
土地利用型農業、穀物農業のありよう、方向、、、何となく共有されなじめた感じがしてうれしかった。
3日の「さかうえ」を大賞にした私の講評は、例の「内圃・外圃」。
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ナリミツ農園・成田康平
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