今日の一貫

木内君はもはやスターだ

NHKプロフェッショナル、2日10時から。
和郷園木内君の物語。
農業は儲からない、、しかし母親は自分の何倍もしかも早く作業をこなす。
これは驚愕だった
木内君の原点はここにあるのだろう。
いつも「どうしたらいいのか」を考えている。
最近のスローガンは、「たちどまるな」
次へ次へ。


「あいつがやってるのは農業ではない、商業だ」との彼への批判は言い得て妙だ。

農業を耕種だけに限定する思想が農地改革で作られ農地法で定着させられたが、農地法制を放棄した農業は商業に見えるらしい。
農業は百の生業なのだ。
農業はまさに融合産業、
農業にこれでなくてはならないといったことはない。
もっと言えば、産業にこれはやってはならないといったタブーはないのだ。
木内君それを実行しただけ。
しかし、農業界には、農業はこうでなければならない、というのが多すぎる。

農業は、お客をみれば良いだけなのだ。

このブログでも何度か取り上げているし、また今月出版する私の本(『農業は成長産業に変えられる』洋泉社)でも、「和郷園の秘密」で、3ページほどを紹介に当てている。
木内君はもっと成長するにちがいない。
やはり革命児なのだろう。度胸が良い。

と思っていたら彼からメールが来た。
「これからも何事にも初心を忘れずに取り組んでいく所存でございます。
何卒、今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。」
だと、、。
つくづく頭が下がる。

コメント一覧

きよし
木内さんは農業経営者?
ちょっと時間がたったコメントで失礼します。

>「あいつがやってるのは農業ではない、商業だ」との彼への批判は言い得て妙だ。

当然の反応ではなかろうか。
農業を生業としている私の目からもそう見える。

このNHKの番組の木内さんの名前のテロップのところに肩書として「農業経営者」とあった。
「農業経営者」の定義が、しっかりしたものがあるとは限らないので、間違いではないかもしれない。しかし、木内さんが農家出身ではなく、工場勤務のサラリーマン家庭に生まれ、起業して農産物の流通にかかわるようになったとしたら、はたして「農業経営者」の肩書はついただろうか?

>農業は百の生業なのだ。
>農業はまさに融合産業、
>農業にこれでなくてはならないといったことはない。
>もっと言えば、産業にこれはやってはならないといったタブーはないのだ。
>木内君それを実行しただけ。
>しかし、農業界には、農業はこうでなければならない、というのが多すぎる。

逆の視点から見たら、農業にちょっと関係しているだけで「農業経営者」ということに違和感があるわけで、単に『「会社経営者(役員)」農産物流通業』の方が実情に沿っているのではないかと思うのです。
そして、そんなに「農業」にこだわる必要はないのではないかと思うわけです。
かなり昔の「農業経営者」(農業技術通信社発行の雑誌)の経営者ルポに、法人化した農家のことが載っていて、子供が学校に提出する書類に、父親の職業を書く欄があったときに、「会社役員」と書けとあった記憶がある。個人的にはこっちの方がスマートに感じる。

ただ、木内さんがやっていること自体を否定するつもりは全くない。農家のための活動は模倣するに値するものはたくさんあると思う。


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