学者というのは、真実を追求するものであって嘘を求めてはなりません
が、漫画家作家の類は…目的はどちらかというとエンタメであり、結局は
「とても真実味のある嘘」「見てきたよーな嘘」を求めることになると思うのです。
だんだん執筆歴が長くなると、なかなか初心のようにノリと勢いでガーっと
瞬発的に描けなくて、どうしたらいいのか、どう描けばいいのかなど
迷うことばかり多くなり、腰が重くなってしまうんですが。
そこは全て作者に任されているのも確か。
ましてや同人誌なわけで;ある程度は折り合いをつけて「テヘペロ形式」でやっていきます(すいません)
それにもまして難しいのが「時間」です。
歴史というのは、区切りはありませんから、ドキュメンタリー系の話を書こうとすればいつまでたってもダラダラです。
例えば、推理小説であれば、誰かが殺された→事件捜査→犯人は君だ→終わり。
ですが、実際は犯人が逮捕されてもその後裁判など、昨日は昨日で終わりではありません。
恋愛ものなら「ゴールインでハッピーエンド。めでたし」ですが現実はその先も続く…。
歴史に「区切り」はないのですよ。
ところが、漫画で読み切りにするとなると(映画やドラマもですが)
ここからここまで、という区切られた時間やページ数の中で
一旦終了させないといけないのです。
それで…構成的には次回に村田岩熊クン(19歳)を持ってきたいんだがよ!
一応、こちらは読んだんですが
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ん〜。これちょっとラスト近く(ネタバレやw)
岩熊さんの行動動機に欠ける…というかいきなり帰ってきて参戦かい…。
村田新八はこのお話では「自分で考えろ」と言ったけど、
その割に田原坂で伝令に来た岩熊に
「前線に出ろ」と言ったり「死に場所を用意してやった」と言ったというエピソードがあったりします。
小説にはそこの部分はカットされていたのですが。
しかし私はちょっとやっぱり疑問があるのですよ。
まあこの小説はこの小説。想像で描かれただろうなという部分の方が
人物がイキイキしてて面白い。
薩摩には独特の熱気があって西郷や新八らの私学校への理想とかと大きく離れて行った…。
行動的で瞬発力ある者は困るなあと思うけど
Twitterで確認もせずRTしてしまったりする自分にそれは言えないや。
次回、新キャラ予定は
・村田岩熊
・村田新八
・江田国通少佐
まとまるのか…;