ハニカム薔薇ノ神殿

西南戦争の現地記者の歴史漫画を描いてます。歴史、美術史、ゲーム、特撮、同人誌の話他

西南戦争の熊本と鹿児島

2018年01月09日 | 文学・歴史・美術および書評
熊本城を焼かれた?ことや
西郷たちの薩摩軍が、熊本市内でやりたい放題だったことは
小さい時熊本で育っていたんで、チラチラ知ってましたが…

でも、当時の熊本民が全て薩摩と敵対関係にあったか?

というと、これ少し違います。


熊本にはもともと、どこか田舎論客な者がおりまして。
なぜ?て私もそこまではよくわからないんですが
オランダと貿易していた長崎と近かったり
鍋島とも近かったから?とか色々。
単にたまたまそういう気質だったのかもしれませんが。

西南戦争の時、熊本から
薩摩軍の援軍に参加した、自由の文士がおりました。

自由すぎて戦場で女モノの襦袢着てたそうです。
美男子だったとかで

名を高田露(あきら)
後に政治家になってます。


熊本城を焼かれたのに薩摩の味方?
なんてのはちょっと待て待て。

薩軍が熊本城に放火した証拠なんてどこにも無く
まだ川尻で待機していた時に大火事。

これ、デジャヴ感じます。
平家の平重衡が陣を取ってて、南大門が焼失した時のこと。
失火だったのか、放火だったのか。
まあ状況的に「放火した」と思われても仕方ないってやつです。

真相をめぐっては未だ諸説あるんですけど。
だから、熊本出身だからって万歳三唱で「官軍側」じゃないんすよね、私。
もちろん官軍側についた福地桜痴の考えもわかるけど。
まあそんな考察も含めて、詳細は漫画の方で発表の予定です。



そうそう、ヴィジュアルバンド「篠突く雨」解散しちゃったんですが
作品中、ヴォーカルのtaroさんをモデルにしておりました。
解散は残念ですな…









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