手術と迷い

7年前、父が大動脈の手術をしました。
当時72歳。もう歳だからやりたくないと言っていましたが、子供たちに、手術して長生きしてねなど手紙を書かせ、孫の言う事は心に響いた様で、手術する事に。
その時、もう一つ大きくなりつつある大動脈がありましたが、脳にも近いし様子を見ましょうとなりました。
一年に一度検診してましたが、この度、いよいよ大きくなってきたので処置をしなければならないのと、前に手術した所にいれたステントがズレてきてるので、そこも治した方が良いと言われました。
79歳の父。もう歳だし、いつ死ぬかわからないからわざわざ手術はやりたくないと言う父。7年前も同じ事言ってたな‥‥。
お医者さんは、体力的には厳しいかもしれないけど、治ると言う強い気持ちがあれば治りも早いですよと。治る気力がないのに手術を受けても、治りが遅くなります。病は気からは本当だとおっしゃいました。
ここまで生きたと思うか、これからまだまた生きると思うか、個人の人生観だと思いますと。本人、家族、全員が納得する結論を出してくださいと言われました。
私は手術を受けてほしいと言いましたが、しないと言い張る父。先々週前に、お医者さんにしないと言いに行った父でしたが、納得してない私や、お医者さんの話をまた聞いてるうちにまた迷いだし、また一旦持ち帰って考えることにしました。
前と同じ様に、子供たちに事情を話し手紙を書いてもらいました。
本人が迷ってるなら、手術をしてとかは言いたくないから、当たり障りのない手紙を書くよと言った息子②


本人もそう思っているのか、私の気持ちと同じ内容を書いた息子①。

手紙の書き出しに笑いましたが、入退院と手術を繰り返してきた彼が、こんな風な手紙を書けるようになったのかと思うと私が泣けました。

この手紙を読んで、どういう結果を出したのかまだ聞いていませんが、とりあえず明日一緒に病院に行って、父の決断を聞こうと思います。