帰りはお決まりのグリーン車
あの快適さを知ってしまうと
もう息苦しい満員車両には戻れない
今度の電車は
あたい達の下車駅まで行かない
けど、並んで次の電車に備えた
すると後ろに
三世代家族が並んだ
しばらくすると
電車到着のアナウンスが流れたので
場所を譲ろうと列から避けた上で
事情を説明すると
『ウチはグリーン車ですから』と
主張するお婆さん
会話が噛み合ってない
伝え方が悪かったのかなぁ
もう一度
『終点より先に行くので乗りません』と
伝えても
『ですからグリーン車なんです』と
ヒステリックに返答された
誰もあなた方のグリーン車乗車を
否定や拒否してない
ここはグリーン車の乗り場だからね
躊躇しつつ
『私達もグリーン車ですが』
続けて
『この電車の終点より先で下車で』
やっと理解してもらえたが
三世代家族も同様で
終点より先で下車らしい
それなら
最初からそう言えばいいのに
電車が発車し、再び並び直す
すると三世代家族の姿は後ろから消え
見回すと別の乗り場に並んでいた
同じ車両に乗るのが
気まずかったのかなぁ
待望の電車に乗り込むと
二人並んで座ることが出来ず
空くまで前後で腰を下ろすことに
すると
いもブラ2の隣の男性が
席を変わってくれたのと
バスを乗る前に立ち寄ったコンビニで
ONE PIECEの一番くじをひいたら
熱望してた景品
クリアボトルが当たった
それも欲しかった絵柄(左上)が
この二つの出来事で
最悪な外出から救われた
気がした
おしまい