こんにちは、「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。最近インフルエンザ予防接種をご希望の方がたくさん来院されています。
インフルエンザのワクチンはA型が2種類とB型が1種類混合されたワクチンです。ワクチンの有効率はシーズンごとに大きく異なり、日本臨床内科医会の調査では20%台と低いときから80%近くの高いときまであります。要は「接種しておけばかからない」のではないということです。予防接種に加えて、手洗いをしっかりするとか、咳をするときは口元を覆う(咳エチケット)など、日頃の衛生習慣が大切です。
「予防接種をしたのにかかってしまった」という方がいらっしゃるかもしれませんが、有効率が100%でないことからご理解いただけると思います。しかし接種をしておけばかかってしまっても症状が軽く済むといわれています。
インフルエンザ予防接種は最も安全なワクチンのひとつです。接種したところが腫れたり痛んだりすることが10~20%程度見られるとされていますが、ほとんどは一時的なものです。鶏の卵を使って製造されるワクチンなので卵アレルギーの方はご心配されることがあります。しかし最近のワクチンは高度に精製されているので、卵でアナフィラキシー(重症のアレルギー反応)を起こした方以外は、安全に接種できると思います。
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