昨年から日航奈良ホテル(JR奈良駅裏)で行われている奈良女子大卒後30周年記念同窓会に昨日(8月第三日曜日)招待されて参加した。私は大学を定年退職した2005年から参加し、今年で8回目である。
2005年から2010年までは奈良ホテルで行われた。2011年、今年と日航奈良ホテルである。
又2006年までは8月の第一日曜日開催だったが2007年から今までは第三日曜日となった。
プログラムはおおむね毎年同じだが、13時に始まる前に記念撮影、2010年までの奈良ホテル時代は、3学部(文学部、理学部、家政学部)一緒に同窓生、教員全員(約250名前後)を写していたが各人の顔を識別しがたく、2011年の日航奈良ホテル時代からは、各学部別(学長、同窓会長のみ3回とも入る)に撮影となり、写真は見やすくなった。
次に開会の辞、そしてこの1年間に亡くなった同窓生や教員に対して黙とうする。
・学長が大学の現状等につき概略説明を兼ねた挨拶をされた。野口誠司さんが、法人化のイメージと以後の実情を話をされた。なにやかや業績上げろと言われ(書類書きが多くなり)、給料は下がっている・・・。(確かに国立大学時が良かった!)
・乾杯は、最年長の井上公正(91歳、哲学)さんが音頭を取られた。あと2回か3回「満期」までやられると良いと思う。(奈良女子大では63歳が定年、その30年後は93歳なので定年退職した教員にとっては、93歳(94歳?!)がこの卒後30周年記念同窓会の「満期」となる・・・) 井上さんが「今年91歳です」と言われたとき、期せずして拍手がおこった。(皆あやかりたい風情である)
それから奈良女子大管弦楽団アンサンブル演奏をバックにテーブルごとの歓談、カメラマンがスナップを撮って回っていた。
住居学科は卒業生10人、教員4人(年齢順に近藤公夫、疋田洋子、僕<以上名誉教授>、瀬渡章子教授)が2テーブルに分かれて飲みつつ食べつつ駄弁った。卒業生は、久し振りに会った人ばかりである。ただ一人、1980年代後半に『いい家みつけたーロンドン借家住まい日誌ー』(晶文社)を書いた後に、その印税で再度家族3人(妻に娘)でロンドンを訪れ、ピカデリー・サーカス近くの紅茶の「フォートナム&メイソン」の店に行ったこともあるのだが、そこで彼女に「ばったり会いましたね」、と話しかけられてびっくりした。私は彼女に後に『いい家みつけたーロンドン借家住まい日誌ー』を贈ったようだ。
そういえば、そいうことあったかな、とかすかに思い出した。彼女は今、国連職員の旦那とスイスに住んでいる。
・「恩師お言葉」は、毎回一人「実行委員会」で選んで依頼する「恩師」が近況・雑感などを話す。今回は家政学部の石川 実さんだった。彼は数年前にも話したのではないか。
僕も2010年に「けいはんな市民雑学大学」のことなど話した記憶がある。去年は松生 勝さんで3年連続家政学部である。
石川さんは社会学者らしく、高齢者の孤独死、孤立死と家族の問題を言われた。またご自身家族(妹や奥さん)の病気のことも言われた。(この話に触発された訳ではないが、帰りに本屋で『エンディングノート』(小学館刊)を買ってしまった。)
・同窓会・佐保会の川崎和子理事長の挨拶・・・今回限りで理事長を辞められるので「挨拶」は最後、同窓会の社会的活動の活性化を訴えられていた。(実は、この理事長は洒落っ気があって、8月1日は佐保会の一般社団法人に「登記日(とうきび)」だったので祝いの会で正に「唐黍(とうきび)」を食べたようだ!!)
・合唱「ありがとう」を聞く、歌詞が長いが良い、作詞作曲:水野良樹さん。最初の「”ありがとう”って伝えたくて あなたを見つめるけど 繋がれた右手は誰よりも優しく ほら この声を受けとめている」 人生の最後に愛する人と右手で握手しながら”ありがとう”って言いたいな、と思う。
・実行委員長・柳林和美さん(食物学科卒)の挨拶、バランスのとれた気配りの挨拶だった、やはり卒業30年もすれば、こうなるのか、と感心した。
ほろ酔いで16時頃に散会、(3時間余の)いい同窓会だったなー。
2005年から2010年までは奈良ホテルで行われた。2011年、今年と日航奈良ホテルである。
又2006年までは8月の第一日曜日開催だったが2007年から今までは第三日曜日となった。
プログラムはおおむね毎年同じだが、13時に始まる前に記念撮影、2010年までの奈良ホテル時代は、3学部(文学部、理学部、家政学部)一緒に同窓生、教員全員(約250名前後)を写していたが各人の顔を識別しがたく、2011年の日航奈良ホテル時代からは、各学部別(学長、同窓会長のみ3回とも入る)に撮影となり、写真は見やすくなった。
次に開会の辞、そしてこの1年間に亡くなった同窓生や教員に対して黙とうする。
・学長が大学の現状等につき概略説明を兼ねた挨拶をされた。野口誠司さんが、法人化のイメージと以後の実情を話をされた。なにやかや業績上げろと言われ(書類書きが多くなり)、給料は下がっている・・・。(確かに国立大学時が良かった!)
・乾杯は、最年長の井上公正(91歳、哲学)さんが音頭を取られた。あと2回か3回「満期」までやられると良いと思う。(奈良女子大では63歳が定年、その30年後は93歳なので定年退職した教員にとっては、93歳(94歳?!)がこの卒後30周年記念同窓会の「満期」となる・・・) 井上さんが「今年91歳です」と言われたとき、期せずして拍手がおこった。(皆あやかりたい風情である)
それから奈良女子大管弦楽団アンサンブル演奏をバックにテーブルごとの歓談、カメラマンがスナップを撮って回っていた。
住居学科は卒業生10人、教員4人(年齢順に近藤公夫、疋田洋子、僕<以上名誉教授>、瀬渡章子教授)が2テーブルに分かれて飲みつつ食べつつ駄弁った。卒業生は、久し振りに会った人ばかりである。ただ一人、1980年代後半に『いい家みつけたーロンドン借家住まい日誌ー』(晶文社)を書いた後に、その印税で再度家族3人(妻に娘)でロンドンを訪れ、ピカデリー・サーカス近くの紅茶の「フォートナム&メイソン」の店に行ったこともあるのだが、そこで彼女に「ばったり会いましたね」、と話しかけられてびっくりした。私は彼女に後に『いい家みつけたーロンドン借家住まい日誌ー』を贈ったようだ。
そういえば、そいうことあったかな、とかすかに思い出した。彼女は今、国連職員の旦那とスイスに住んでいる。
・「恩師お言葉」は、毎回一人「実行委員会」で選んで依頼する「恩師」が近況・雑感などを話す。今回は家政学部の石川 実さんだった。彼は数年前にも話したのではないか。
僕も2010年に「けいはんな市民雑学大学」のことなど話した記憶がある。去年は松生 勝さんで3年連続家政学部である。
石川さんは社会学者らしく、高齢者の孤独死、孤立死と家族の問題を言われた。またご自身家族(妹や奥さん)の病気のことも言われた。(この話に触発された訳ではないが、帰りに本屋で『エンディングノート』(小学館刊)を買ってしまった。)
・同窓会・佐保会の川崎和子理事長の挨拶・・・今回限りで理事長を辞められるので「挨拶」は最後、同窓会の社会的活動の活性化を訴えられていた。(実は、この理事長は洒落っ気があって、8月1日は佐保会の一般社団法人に「登記日(とうきび)」だったので祝いの会で正に「唐黍(とうきび)」を食べたようだ!!)
・合唱「ありがとう」を聞く、歌詞が長いが良い、作詞作曲:水野良樹さん。最初の「”ありがとう”って伝えたくて あなたを見つめるけど 繋がれた右手は誰よりも優しく ほら この声を受けとめている」 人生の最後に愛する人と右手で握手しながら”ありがとう”って言いたいな、と思う。
・実行委員長・柳林和美さん(食物学科卒)の挨拶、バランスのとれた気配りの挨拶だった、やはり卒業30年もすれば、こうなるのか、と感心した。
ほろ酔いで16時頃に散会、(3時間余の)いい同窓会だったなー。